テーマ:最近観た映画。(38857)
カテゴリ:映画・TV・音楽・芸術
10月末を持って定年退職し、これからは自宅でじっくりと映画を観る時間が増えるかと思っていましたが、なんだかんだと日々の時間が過ぎてゆきます。
もっとも、これまでは観ていなかったテレビ番組を録画して観ていることが多く、映画鑑賞まで手が回らないといった感じです。 それでもたまには映画を観ることがあり、今回は以前に録画しておいた「ラヂオの時間」という映画を観ました。 この映画は1997年の作品で、監督は三谷幸喜です。 三谷作品ということは、いわゆるパロディものというジャンルになるものですね。ちなみに初めは舞台劇として上演され、その後映画化されたものらしいです。 さて、そのストーリーですが、ラジオドラマのコンクルールに当選した普通の主婦の鈴木みやこ(鈴木京香)のシナリオは、熱海を舞台にした主婦と漁師の恋物語でした。 この物語をラジオで生放送するのですが、ヒロイン役の千本のっこ(戸田恵子)がヒロインの名前が気に入らないということを言いだして、名前が律子からメアリー・ジェーンに変わってしまいます。 登場人物が外国人になったことから物語の舞台も熱海からニューヨークへ、さらにはシカゴへと変わっていきます。 相手役も漁師だったのが、担当の声優(細川俊之)が勝手に外国人パイロットのドナルドに変えてしまい、とにかく、当初のストーリーが次々に変貌していってしまいます。 次第に原作からかけ離れていくストーリーに対して原作者の鈴木みやこが激怒してしまいます。 そんななかディレクターの工藤(唐沢寿明)が最後は原作者の意向を尊重して、なんとか生放送は終了することが出来ました。 当初の原作から、声優たちのわがままによりストーリーが変わっていくことがとても面白かったです。 なかでも、現場の声優たちに対して右往左往するプロデューサー(西村まさ彦)が特に面白かったです。 ほかに、渡辺謙、布施明、井上順、モロ師岡、奥貫薫、藤村俊二、桃井かおり、市川染五郎(現、松本幸四郎)、宮本信子などなど、出演陣は豪華でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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