テーマ:ひとり暮らし 新生活(15)
カテゴリ:社会・生活
4月になって新年度がスタートしましたが、これを機に親元から独立した人も多いかと思います。 進学や就職で、実家を離れ独立した生活を始められた若い人もたくさんいると思います。 ヒロくんが親元を離れてひとり暮らしを始めたのは18歳の時でした。 高校3年生で大学をいくつか受検して、立教大学にめでたく合格しました。 当時は千葉県の木更津市というところに住んでいましたが、自宅が駅から遠くバスを使ってJR の木更津駅まで行く必要がありました。 しかしながら、バスの始発の時刻が遅く、朝9時からの大学の講義には間に合いません。ということで、東京で下宿することになりました。 早く親元から独立したかったヒロくんとしては、東京でのひとり暮らしは魅力的なものと思われました。 立教大学の合格発表を父親と一緒に見に行って、合格を確認しましたが、その足で父が大学近くの不動産屋に立ち寄り、大学の近くのアパートを借りてくれました。 大学の近くにしたのは、大学に通学するのに交通費がかからないようにするためです。 その後、ひとり暮らしをするために必要なものを買いそろえるための費用を出してくれ、ふとんやこたつなどを買い、いよいよひとり暮らしを始める日がやってきました。 両親ともどもアパートの管理人さんにご挨拶し、その後、両親は自宅に帰って行きました。 四畳半のアパートの部屋に一人残りましたが、あれほどひとり暮らしに期待していたヒロくんですが、両親が帰ってから涙が止まりませんでした。 両親が帰ってしまって急に寂しくなったことと、これまで育ててくれたことに対し感謝の念がこみあげてきたことを覚えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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