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カテゴリ:JINさんの農園
娘夫婦が沖縄にダイビングに行き、土産に『豆腐?(とうふよう)』を買ってきてくれました。
沖縄豆腐?は、豆腐を米麹、紅麹、泡盛を使って発酵、熟成させたもので宮廷料理の 逸品として今日に受け継がれている一品。 豆腐とは思えないチーズのような食感と、雲丹(うに)の様な風味が酒の肴に最高なのです。 独特の濃厚な味なので、ほんの少し舌の上にのせ、とろけるようなコクを味わう事が 出来たのでした。 今日はビールのつまみにいただきましたが、クラッカー、薄切れのフランスパンに豆腐?を つけてカナッペ風にすればワイン等とも合うし、もろきゅうの如くにキュウリにつければ 日本酒のつまみにもイケること間違い無しです。 そして説明書きによると、漬け汁の赤紅色(朱色)は紅麹そのものの麹発酵菌糸体の 自然な色で合成着色料の色ではないとのことです。
ところで『豆腐』と『納豆』とは意味するものと字が入れ替わって逆であるという俗説が あるのです。(以前にもブログに書いた記憶がありますが) 「豆を腐らせたもの」は『納豆』ではないか、「豆を箱に納れて絞ったもの」が『豆腐』ではないか、 という訳なのです。妙に納得してしまうのです。 しかし納豆の語源は、寺の納所(台所)で作られたことに由来するといわれているのです。 肉食が禁じられていたお坊さんたちにとって、納豆は非常に重要なタンパク源であったようです。 納所で大豆を原料に作るから「納豆」なのだと。 そのほか「煮豆を神棚に備えたところ、しめなわに付着していた納豆菌の働きで納豆になったと。 神に納めた豆=納豆という説もあるのです。 http://www.nattou.com/topics/syurui.htmlより そして豆腐は、中国から日本に持ち込まれた際,既にこの表記が使われていたとのこと。 中国で豆腐と表記される様になった理由としては、豆乳を固めた物だからと。 中国では「腐」と言う字は「凝固させる」「塊(かたまり)」の意味もあるのです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%86%E8%85%90より 日本語の「腐る」とは全く違うようです。漢字を使う国、中国、韓国、日本で、その漢字の意味が 国によって微妙に違うのです。日本語の「腐」は、腐る(腐敗)、古くて役に立たない(陳腐)、 心を苦しめる(腐心)・・・と、マイナスイメージのみで使用されているのです。
我が家では時々コストパーフォーマンスの良い『豆腐のもろみ(味噌)漬け【豆酩】(とうべい)』を 妻が買ってくるのです。
豆腐を水切りした後、布に包んでもろみ味噌に1週間~半年ほど漬けこんだもので、漬けこむ 味噌によって味が変わり、豆腐?と同じように酒やチーズのような風味を持つ一品なのです。 http://www.antennashop.jp/kongetsu/kongetsu_201003.htmlより 熊本県の五木村周辺に伝わる保存食として有名で、伝承では1200年頃に平家の落者に よって 保存食として利用されたことが発端であると伝えられている歴史ある食べ物なのです。
そしてこの日の夕食に、先日下諏訪出張の折り、高島城趾公園から拾ってきた銀杏を 楽しんだのです。1週間ほど水につけ。果皮をこちらも腐らせ、実をとりだしたものです。 そして妻が焼いてくれ、殻を割ってくれました。 上の写真のお皿の文字に注目してください。この日のために購入しておいたのです???。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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