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カテゴリ:JINさんの農園
この日の学習のテーマの一つは
『六合枡から、五合、四合、三合……を得るにはどうすればよいか』と。 我が住む地域の名は「六会」、この「六合」の言葉に親近感を覚えるのです。 昔の米屋さんや造り酒屋さんでは六合升というものがあって、それがあると一合から六合まで すべてをはかることができると。 様々な大きさの枡。 「枡」👈️リンク サイズ一覧。 6合枡のサイズは抜けているが、内寸125.5☓125.5☓68.6=1080ml程度であろうか。 表にないのは、6合枡はあまりポピュラーな枡ではなっかったのであろうか。 昔の酒屋さんは、目盛りがついていない6合升を使い、酒樽から1合、2合、3合、4合、 5合、6合を正確にくみ出していたのです。このような升を6合万能升と呼びます。 6合は升1杯分だからよいとして、ほかの量についてはどのように量っていたのでしようか? その方法を考えてみましよう。 酒樽から6合升で酒をくみ出すのは1回限りとしますが、6合升から酒樽へ酒を戻したり、 ●3合の量り方お客さんの容器に酒を注ぐことは何回行ってもよいものとします。 これは簡単です。6合升を、水の部分が三角柱になる。 すなわち下図1️⃣のように傾ければ、6合のちょうど半分の3合となります。 ●1合の量り方 6合升を2️⃣のように、水面が底面の対角線と上面の1点を通る三角形となるように傾けると、 容器に残る量はちょうど1合になります。この量がちょうど1合であることは3️⃣のようにして 確かめられます。1️⃣の3合は三角柱になっていますが、2️⃣は高さと底面が1️⃣の三角形と同じ 三角錐(さんかくすい)だから、3合の1/3で1合ということになります。 下図の如く、6合升を2️⃣のように、水面が底面の対角線と上面の1点を通る三角形となるように 傾ける。 2️⃣は高さと底面が1️⃣の三角形と同じ。 三角錐(さんかくすい)だから、3合の1/3で1合ということになります。 この量がちょうど1合であることは3️⃣のようにして確かめられます。 三角柱 水の容積=S(底面積)☓h(高さ)=3合(6合の半分)。 テレビの画面。 三角錐 水の容積=1/3☓S(底面積)☓h(高さ)=1/3☓3合=1合。 5合と2合の量り方 ます6合升いつばいに酒をくみ、2️⃣の状態になるまでお客さんの容器に酒を注げば、 升に残るのは1合。つまリお客さんの容器には5合入ったことになります(4️⃣)。 同じようにして1️⃣のように6合の半分の3合くんでから、2️⃣の状態になるまでお客さんの 容器に酒を注げば、2合がくみ出せます(5️⃣)。 4️⃣:5合の量り方 5️⃣:2合の量り方 テレビの画面。 2合、5合の場合。 4合の量り方 4合を量るのは少し手間がかかります。 まず、6合升いつばいに酒をくみ出し、升に3合だけ残るまでお客さんの容器に酒を注ぎます。 この時点で、お客さんの容器には3合の酒が入っています。次に、升に1合が残るように酒樽へ 酒を戻し、残った1合をお客さんの容器に注げば、合計で4合が量れたことになります。 昔は、一度樽から汲み出した酒を、客の前で元に戻す事に抵抗はなかったのであろうか? ・・・もどる・・・ ・・・おわり・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.27 00:26:36
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