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人生を豊かにしたい趣味あれこれ

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Greenわたらせ

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2024.03.20
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 野鳥を撮影してきた後にはレタッチが待っています。


 私は以前から、ずーっと RAW で撮っています。露出設定の失敗をカバーするために始めたのですが、レタッチをするには RAW の方がはるかに扱いやすいと感じます。ただし、データは大きくなります。それでも、2,000万画素なのでフルサイズの高画素機の RAW データに較べれば小さいものです。

 そして、RAW を使うと、色温度を撮影時にいちいち設定しなくても良いので楽です。
 そして、優秀な Lightroom Classic CC のノイズ除去はRAWでないと使えません。Lightroom Classic CC にノイズ除去の機能が追加された以前の撮影データも、この機能を使ってノイズ除去が行えるので、RAWデータで撮影していて良かったと思っています。

 野鳥の写真のレタッチを自分なりに工夫してみました。鳥を撮り始めて一か月も経っていないので、これが正解なのか、常識から外れているかはわかりません。自分流です。

 二つの画像は、上が撮影で得られたRAWデータ、下がレタッチ後の Photoshop のデータです。最後の仕上げは、Photoshopでレベル補正をし、プリントをする場合は、Photoshopでリサイズ後にスマートシャープを使います。


 Lightroom Classic CC で OM-1 の RAW データを取り込むと、左側のような状態になっています。
 デフォルトでは、色温度が 5350K、色かぶり補正が +6 となります。これはカメラのよって異なり、E-M1 Marklll では 5450K と +10 になっていました。
 ヒストグラムを見ると、適正な露出に思えます。


 RAWデータそのままでは、赤がかぶっているように見えます。背景の青空を見ると、本来の色よりも紫に近いのがわかります。そこで、色かぶり補正のスライドバーを緑側に移動しました。今は冬で周囲の落葉広葉樹には葉がありませんが、夏になり葉を付けるようになると、画像に緑色がかぶるので、補正量が変わります。
 その結果、青みを感じたので、色温度を +250 の 5600K にしてみます。青く見えたのは青空の色がかぶっているのが原因だと思います。
 空の青と木の枝の色が自然に近い色になりました。主体のヤマガラの色はどうなのでしょうか。この仕上げが善か悪なのか、私にはまだわかりません。

 次に気になるのは、ヤマガラの眼の下から後部にかけての薄いオレンジ色の部分が、少し飛んでいて、羽毛のディティールが失われていることです。そして、くちばし下の黒の部分が黒つぶれに近く、同じくディティールが失われていることです。
 これは「色飽和」とか「クリッピング」とか言われる現象です。この画像の場合、完全には色は飽和して異なように見えます。

 そこで、シャドウをプラス側に補正し、ハイライトをマイナス側に補正しました。レタッチでは、常にこの補正を使っています。
 これで、色の飽和が幾分改善します。私はプラスマイナス50以上の補正はしないようにしています。これを越えると不自然に見えるように感じるからです。今回はシャドウの補正がこれから逸脱しました。

 簡単に済ませるには、この状態で十分かと思います。眼の虹彩が見え、キャッチライトも入っています。
 上のLightroom Classic CC のヒストグラムを見ると、グラフに納まりきらなかった RED と GREEN がグラフ内になんとか納まっています。

 拡大すると背景にノイズが見えます。Lightroom Classic CC でノイズ除去を行うとかなりきれいにノイズが消えます。

​​ やはり、眼の下から後部とくちばしの下の黒い部分の一部は羽毛のディティールが見えませんが、これで良いのではないでしょうか。自然に見えます。

 ここからもう一歩進め、マスクという機能を使って部分的に補正すると、下の画像のようになります。ここまで必要なのかどうかは判断が分かれるところでしょうか。悩ましいです。
これが元のRAWデータの画像です。
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Last updated  2024.03.20 15:10:37
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