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2012年05月05日
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カテゴリ:エビ
前回のヤドカリさんたちの脱皮の件と
いっしょに記載すればよかったのですが、
アカモンミノエビ(Heterocarpus sibogae)さんの脱皮については
なにか不思議な感じがしたので、別記載することにしました。

そのアカモンミノエビさんですが、最近再び脱皮しました。

アカモンミノエビ13
アカモンミノエビ14

脱皮については何度も記載しているのですが、
今回でなんと3回目/2ヶ月の脱皮になります。

ブログを始める前に飼育していたオトヒメエビさんの脱皮の回数も、
他のエビさんやそのほかの甲殻類の仲間と比べると、
非常に多いと感じていたのですが、
このアカモンミノエビさんもかなり短い間隔で脱皮を行っています。

上の2枚の写真は脱皮後のアカモンミノエビさん。
写真撮影の前日は脱皮をしていなかったので、脱皮後1日以内になります。

脱皮直後の甲羅はやわらく、その間に水分をとりこみ体を大きくするので、
刺激を与えるのはダメです。
でももうすでに壁によじ登っています。
甲羅はすでに堅くなっているのかもしれないですが、
念のためこのままそっとしておきました。
ちなみに額角は弯曲していました。

脱皮から3日後のアカモンミノエビさん。

アカモンミノエビ15

これを見て興味深いと思ったことがいくつかあります。

まずは体色の変化。
2012年3月20日のブログなどに体色変化の経過を記載していますが、
今回はさらに体の朱色が濃くなりました。
これって水槽環境による変化なのかな?
深海に生息するエビさんが
明るさや水圧などの異なる水槽環境の影響を受けているのかなぁ?
(明るさの影響?)

次に腹節背面の黒色斑点の縮小と色素脱失。
脱皮することによって治癒傾向にあるのだと思っているのですが、
実際はどうなのかわかりません。

それと弯曲した額角。
最初に掲載した脱皮1日以内の写真と比べると、
短くなり、先端部分が黒くなっています。
これは良くないような気がします。
ほかには歩脚の一部がうまく再生されていません。

個人的にはいろいろ興味深いと思いつつ飼育しているのですが、
不安なことには変わりありません。

さて最初に戻り、脱皮間隔が短いことについて…。
なぜこんなに頻繁に?

原因として推察していることは、

1.アカモンミノエビさんにとっては水温が高く、
  代謝が活発になっているため。
2.腹節の異常斑点や額角の異常、歩脚欠損が脱皮促進に関与?
3.もともと脱皮回数の多いエビ?
4.幼若個体?これは違うか。

ほかには何かあるかなぁ?
実際よくわからないことには変わりありません。
ちなみにエサは生クリルがメインで、
時々キビナゴ小片、人工の粒餌、乾燥クリルなどを与えています。
たくさん食べてもらわないとね。





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Last updated  2012年05月06日 13時20分39秒
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