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2006.07.19
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カテゴリ:カテゴリ未分類
○午前中、ハードカバーの本8冊に表紙を貼り付ける。これをしておくと表紙がはがれないので、当然読みやすいのだ(^-^)。ちなみにこれは、井上ひさし氏が『本の運命』(文春文庫)で紹介していた本の料理法(?)のひとつ。本好きなら、分かる分かる、というエピソードが満載で楽しい(^-^)。
本の運命

○さて。連日手にするのは『メーリケ詩集』(森孝明訳、三修社)。最近、古本屋めぐりでもドイツ詩を集めるのがテーマになりそうな気配だ。
メーリケ詩集改訂版

○夕方、突然なぜか中上健次の『岬』を手にとって、同書所収の「黄金比の朝」を4色ボールペンを手にしながら読む。小説を4色(3色)ボールペンで読む練習なのだけど、いざやってみるとなかなか面白い。ところどころ、おや、という表現がみえる。例えば、

  「〔…〕寝る前に折りたたんでおいたシャツとズボンとジャンパーを
   わざと自分の心を試すようにゆっくりと丁寧に着た。」

○「自分の心を試すように」というのは分かるが、それがなぜ「わざと」なのか。ともあれ、このようなひっかかる表現が随所に顔を出すのだけど、それは「わざと」なのだろうか。

岬三色ボールペンで読む日本語





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最終更新日  2006.07.21 11:13:51
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