修繕積立金の値上げは圧縮できる可能性がある
昨日、坂尻マンション管理士と新規問い合わせのマンションへ訪問しました。1戸あたり月額平均約5,000円の修繕積立金値上げが総会で決議されたものの、高齢化が進む中で管理費と修繕積立金の支払いが重荷になり、イダケンへ相談を頂きました。修繕積立金を値上げする前に、管理会社が提示する計画を鵜呑みにせずに、1.管理コストに削減の余地がないかチェックし、支出を見直す2.長期修繕計画書を分析し、修繕周期、工法、単価等を見直すことがポイントです。昨日のマンションでは、決算書と委託契約書を確認しましたが、委託費は相場より割高、また契約内容についても改善の余地があることがわかりました。これから詳しく検証しますが、ざっと目を通しただけで、同仕様でも2割前後の削減が予想され、また、サービスも向上する余地があると感じました。昨日のマンションの場合、例えば管理コストを2割削減し、削減することで浮いたお金を修繕積立金に充当すれば、5,000円→2300円へ値上げの金額を抑えることができます。長期修繕計画を検証すれば・・・もしかしたら現行の修繕積立金から1,000円程度の値上げで30年の修繕計画の資金をまかなえる可能性があります。 管理会社の言うままに5000円の値上げを受け入れるか?管理組合で努力し値上げを抑える可能性を模索するか?真剣に考える価値はあると思います。イダケン事務所ではこのような資金難に悩むマンションを一級建築士とマンション管理士がタッグを組みサポートをしています。 にほんブログ村