修繕積立金の相場
前回の日記で新築当初の修繕積立金の相場について書きましたが、地区年数ごとの相場はどのくらいになるのか見てみます。 これは某管理業の専門新聞に出ていた最近のデータです。(築年数毎の修繕積立金相場)築年平米当積立金(円)60平米70平米80平米40年超20612,36014,42016,48030年~40年未満19811,88013,86015,84020年~30年未満18711,22013,09014,96010年~20年未満1458,70010,15011,6005年~10年未満1036,1807,2108,2405年未満855,1005,9506,800(60平米、70平米、80平米は専有部分の面積を示す) 築年数が古くなるほど、建物・設備の老朽化が進むために、修繕積立金の金額が増加する傾向にあります。人間の体を例えると年をとると医療費が多くかかるとの同じですね^^; マンションを購入した時に、ローンや諸経費の支払いで頭がいっぱいになり、修繕積立金の金額は見落としがちになりますが、販売会社に問い合わせれば、長期修繕計画表と資金計画を入手することができるので、購入後どのくらい修繕積立金が値上がりする可能性があるのかを確認することが重要です!築20年を超えているマンションは全般的に維持費・修繕費がかかる設備は最近供給されているマンションと比較し、少ないと思います。最近のマンションは、維持費や修繕費が高額な機械式駐車場、ディスポーザー、セキュリティー設備等を導入しているマンションが増えていますので、将来的に設備の改修費用が大きな負担になってくると思われます。長期修繕計画にこれら設備の修繕計画が含まれているかも調べてみて下さい。 安かろう、悪かろうでは困ってしまいますが、マンションの大切な資産である修繕積立金を大切に使うよう、修繕内容、業者の選定、工事金額等慎重に検討する必要があります。本来であればマンション維持管理のコンサルティングを行なう管理会社が、的確な提案をする役割も担うことになりますが、現実は管理組合の利益に相反する助言をすることが多々あります。詳しい事はまた後日の日記で触れたいと思います。→修繕積立金 ドットコム