カテゴリ:ハワイ音楽
1994年頃(?)、NHKでハワイアン大全集という2時間30分の番組をやったのを母がビデオ録画していました。
私は当時ハワイ音楽はそれほど興味が無かったので、一度も観ていなかったのですが、DVD-Rに焼くついでに観ました。 ジュディ・オングさん、綺麗ですぅ~!! 和田弘とマヒナスターズの歌。 渚ゆうこが参加して佐々木敢一さんとデュエット「早くキスして」など歌ってます。 この曲、作曲は大橋節夫さんなんですね。 南かおるで「バリバリの浜辺」。 芝小路豊和さんは「キミを呼ぶリラ」を歌ってました。ハワイアン風歌謡曲といった感じの曲です。 和田弘さんと、アレン・アカカのダブルスティール! アカカさん、お若いです。 フラはマイレ本間スクールですが、カ・ラア・サチコさんとおぼしき人が踊ってました。(可愛い!!) 旗照夫さんはブルーハワイやマプアナを歌ってました。 伴奏しているスティールギター、明らかにジャパニーズハワイアンではない弾き方なんですよ。 灰色の髪の毛をして眼鏡を掛けている紳士です。 ペダルスティールなのですが、それがまるでライオンさんのような伴奏をしていました。 My Little Grass Shack in Kealakelua, Hawaiiで、スリー・グレイセスはキングシスターズ風な調子で歌ってました。 じゃぁジャズっぽく弾いちゃうぞ!と言わんばかりに、ギョギョッワッと弾いてました。 すげーよ、このスティールのオジサン。何モンよ? ...って、ライオンさんじゃないですか!!! (途中で名前が出てきました。) そりゃそうだ、こういう弾き方する人はそう滅多に居ないですよね。 ..でですね、体型がビミョーにホッソリしているような...。(笑) そしてゲソさんの歌。うーん、ステキっ!!(*^o^*) ピアノ伴奏は秋満義孝。 後ろのドラムの人は原田勇さん。ヒゲと白髪がステキ。(「鈴木章治とリズムエース」のドラムと言った方が皆さんわかりやすいでしょうか?) そしてレイモンド・コンデのクラリネットでダヒル・サヨ。 大橋節夫さんは勿論「倖せはここに」「小さな竹の橋(大橋バージョン)」 ほんと、この優しい声が魅力ですよね。 六本木バードランドでのシーンも流れてましたが、 「The Birds」ではなく「太田紀美子とワキキフラワーズ」で、メンバーも違ってます。 シスタ・紀美子はサンバーストの見慣れないスティールを弾いていました。 ウクレレの上原さんやギターの加藤さんがスゲー若いぞ。 個人宅でのハワイ音楽パーティーの模様も流れてましたが、これが本格的。 ヴァイブラフォンが居るんですよ。もうね、イィヴィ感激です。 ハワイ音楽はこうでなくっちゃね。 スティールは上島さんという方で、ムードたっぷりな素敵な伴奏でした。 三橋信夫とマウイ・セレナーダース。(放送ではセレネーダースと言ってましたが、どっちが正しい言い方でしょうか??) 見慣れない楽器が映ってますが、これはハワイアンハープではないでしょうか。 銀ちゃん(ルアナ・タヒチアンズ)/軍ちゃん(ルアナ・ハワイアンズ)兄弟のジョイントによるゴキゲンなタヒチアンナンバー連発!! 軍一さんは大病する前ですので、大変キレのあるスティールを聴かせていました。 大橋節夫さんの「浜辺の歌」は、和風のこぶしが効いたスティール演奏。 そして「赤いレイ」。やっぱステキですよね。 スティールのサウンドは個人的にはあまり好きではないですが、何と言ってもこの優しい歌声かなー。 「キャラバン」は、凄く楽しそうに弾いてましたよ。 そしてウクレレ伴奏(ヒゲの人)のキレが物凄くいいです。(ともすると攻撃的なほど) コニー・アイランダースの演奏もありました。(ヴァイブに小林亜星さんがゲスト参加) ジョージ松下がAlikaなどを歌ってましたよ。 そしてゲソさんがパーリーシェル。 バッキーのスティール。 夢誘うハワイ、いいですねー。 三島敏夫さんの「俺はお前に弱いんだ」...うーん、これもハワイアンなのでしょうか?? エセルさんの歌で「アロハ・ヌイ・イア・オエ」 そして何とバッキーさんがチカディーを歌ってました。バッキーさんの歌って初めて聴きました。 「グッバイホノルル」はバッキーのスティールに大橋節夫の歌。 まさにジャパニーズ・ハワイアン最強コンビ!! そしてペギー葉山さんが「トゥ・ユー・スウィートハート・アロハ」。大橋さんとデュエットで「アロハ・オエ」 いやぁ、2時間30分の見応えある番組です。 もう二度とこういう企画は無いでしょうね...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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イイヴィさん、お母さんに感謝しなくっちゃ(とっくにしてるでしょうけど・・・)
ゲソだけでなく旗照夫もハワイアン出身ですので声がかかったんでしょうね。水原弘だってルアナに在籍していたんですから。モンティ本多はポスのところだったですし・・・。 太田おねーさんは以前はベース担当だったようですが、やはりリーダーたるものスチールが弾けないと日本ではバカにされる?ので転向したようです。 上島さんは現在ハワイアン三田会の要職にある方ですね。スチールはもうひとり居て、現在上原(お母さん)加藤さんたちともグループを組んでいるようです。 「セレナーデ」の延長で「・・・セレナーダス」と呼ぶグループがおおかったですね。(パームもそうでした) ヒゲのウクレレは杉本いわおさんでしょうね。 バッキーさんの唄は楽しいものが多く「歌うバッキー」(1965年)なんていうアルバムもでています。 貴重な資料になると思いますので大切にしてくださいね。 (Jun 10, 2006 12:33:21 AM)
あたごおかりなさん、
母も「一番大切にしているビデオ」と言ってました。 私も驚きの連続です。私のようなハワイ音楽の初心者にとって色々な発見があります。 (Jun 10, 2006 01:07:57 AM)
MATTさん
>イイヴィさん、お母さんに感謝しなくっちゃ 母がね「私に感謝しなさいよ!」だって。(笑) ハワイ音楽に興味を持ったのも母の影響ですから、全く無関係ではないんですよね。 >リーダーたるものスチールが弾けないと ここだけの話、「スティール=リーダー」という図式が良くない気がするんです。 ベースって音楽の中では司令塔ですから、ベースがリーダーでも良い気が..。 ハワイアン三田会といえば、スティールのIさんが居ますね。(NUA例会の帰りに電車の中でお話をしました。) ヒゲの人、テロップに杉本巌と書かれてました。 (Jun 10, 2006 01:20:28 AM)
>>イイヴィさん、お母さんに感謝しなくっちゃ
> >母がね「私に感謝しなさいよ!」だって。(笑) >ハワイ音楽に興味を持ったのも母の影響ですから、全く無関係ではないんですよね。 ヤッパリ!(笑) > >>リーダーたるものスチールが弾けないと > >ここだけの話、「スティール=リーダー」という図式が良くない気がするんです。 >ベースって音楽の中では司令塔ですから、ベースがリーダーでも良い気が..。 アロハハワイアンズのベース奏者の藤原満穂さんが独立して[アロハセレナーダス(笑)」のリーダーでしたが、わが国では「スチール=天皇(タイショーという方もいますが・・・」「ウクレレ=雑兵」という図式がまかり通っていました。 そのなかで山口銀次と小林隆は「ウクレレと唄」でリーダーを張っていました。 > >ヒゲの人、テロップに杉本巌と書かれてました。 ウクレレ界に「イワオさん」が二人いて混乱しますね。もっとも「キヨシ小林さん」と「小林潔さん」という方たちもいますが・・・・ ----- (Jun 10, 2006 09:01:51 AM)
イィヴィ平野さん
遅くなってのコメントです わたしも、これをビデオで持っています。といっても、私のところにはBSがないので、どなたかが録画したのを分けていただいたものです。 当時のハワイアン界の大物関係者総出演という感じで、それぞれのスタイルの特徴が良く出ている演奏ですね。 バッキーさん、和田さん、大塚さん、大橋さんなどスティールの奏者が亡くなられて本当に寂しくなりました。 本当は、私は日本のスティール奏者、特にアマチュアの人が、なぜ、本場ハワイの奏者のような演奏をすることが少ないのか、という疑問と不満を今も持っているのです。でも、それは好き好きですし、大橋さんのようにハワイのスティールの音にない音を作り出すという気持ちで取り組んできた大御所もいるわけですから。 ま、とにかくハワイアン音楽大全集、ちょっと長丁場ですが、見始めると最後まで言ってしまうんでしょうね。改めて見直してみましょうか。 (Jun 11, 2006 07:13:12 PM)
ホッチキス8111さん、あろはあひあひ。
>当時のハワイアン界の大物関係者総出演という感じで>それぞれのスタイルの特徴が良く出ている演奏ですね。 そうですねー。 僅か十数年前ですが、お亡くなりになったり引退された方が多いです。 本当に最後の大集成といった感じです。 >特にアマチュアの人が、なぜ、本場ハワイの奏者のような演奏をすることが少ないのか 当時は今のようにラジオやレコード程度しか情報が無かった時代ですから、どれも一様なのは仕方のないことかと思います。 特に地方になりますと更に情報量が減りますから、何十年もスティールギターをやっていてJules Ah SeeやBarney Isaacs Jr.を知らない人だって結構居るのではないかと思います。 ですから最近始めた方は、それほどジャパニーズハワイアンの色が濃くはないと思います。 ただ、そういう先生についてしまうと、その奏法になってしまうかもしれませんね。 これから始める人は、自分がどんなスタイルを楽しみたいのか明確にして先生を選ぶのが良いかもしれません。 そういう意味では、私がライオンさんと出会ったのは大変幸運だと思います。 >ちょっと長丁場ですが、見始めると最後まで言ってしまうんでしょうね。 そうですね。もう何度も観てしまいました。(笑) (Jun 11, 2006 08:24:13 PM)
イィヴィ平野さん
ハワイアンの事を調べてましたらここにたどりつきました。 そのビデオ是非みたいですね。 ハワイアンバンドをはじめて2年で、ベースを弾いています。 修行が足りないので勉強しています。 大橋節夫やバッキー白片の曲を普段勉強していますが 、両巨匠の演奏する姿を見たことがないので、非常に興味深いですね。 両巨匠が多彩だったせいで何も知らない私まで、 ハワイアンだけでなく、ジャズやビギン、ルンバやマンボ、タンゴなど、いろいろなリズムを演奏せざるを得ず四苦八苦して楽しんでいます。 大橋節夫巨匠がなくなられたのはとても残念なことではありますが、これからも彼の音楽を楽しみ、演奏していきたいですね。 (Feb 19, 2007 03:47:29 AM)
あろはあひあひ、Tomyさん
えこもまい。 先日はたしか、大橋氏のご子息のバンドによるメモリアルコンサートが行われたらしいです。 ちょっとインターネット上を検索してみましたが、どなたも当日の感想を書いていないようです。 (行く人みんながイィヴィのように即日アップするようなインターネット中毒ではないのかも??) (Feb 19, 2007 08:22:44 PM)
ひらのさん、だいぶ遅くなりましたが、貴重な記事にたどり着きました。
ライオンさんのお稽古は如何ですか。 このビデオ是非見せていただきたいですね。 さいきんNUAの例会も二次会もご無沙汰しているおかのです。 (Jun 30, 2007 09:39:38 AM)
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