|
テーマ:政治について(19785)
カテゴリ:亜細亜
韓国・釜山で開かれていた*アジア太平洋経済協力会議(APEC)の
首脳会議は19日午後、閉幕した。 *フィリピン、インドネシア、マレイシア、タイ、シンガポール、ブルネイ、ヴィエトナム、米国、 カナダ、メキシコ、チリ、ペルー、オーストラリア、ニュー・ジーランド、パプア・ニューギニア、 日本、韓国、中国、中国香港、チャイニーズ・タイペイ、ロシア 以上の国々が参加。 今回のAPECで世界貿易機関(WTO)の多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)に関し、 先進国は2010年までに農産品への輸出補助金を全廃する方針で合意した。 農産品は気候や国土の広さで大きな格差が生まれる。 ゆえに日本をはじめとする海洋山岳国家は完全自由化などやろうものなら大変なことになる。 そこで韓国農民がAPEC会場の外で、暴動を起こしてデモを行っていたが これもよくわかることであり、単にしがみつきと一喝するのもかわいそうだ。 (ただ、日本のマスコミが、テロップでAPEC会議、日韓首脳会談・・・会場外で暴動と 流れていたが、印象操作の感が強い。 日韓首脳会談に対し、暴動は今回は起こしておらず、 なんとか小泉首相の靖国参拝を止めさせたいマスコミの意図がありありとわかる。) この会議の前に、国連に提出された「北朝鮮の人権迫害非難決議案」が採択された。 この決議案では、中国、ロシアが否、韓国が棄権という対立軸がはっきりした。 六カ国協議は、日米はこの決議案を受けて拉致問題も取り上げ圧力を強めるであろうし、 中露は核問題では米国と一定の同調感を持ちながら、 拉致問題では北朝鮮につき、国家パワーバランスを取ろうと必死。 韓国は同国民が、たとえ拉致されようと、国内で黙殺させ、民族統一の夢を見ているのであろう APECではノムヒョンが六カ国協議の決定を履行するようにと口頭で言い放ったが、 文書化されておらず、パフォーマンスの感が強い。 この裏で、*FTAを中国とチリが結び、中国はアメリカの背後で協力体制を作ろうと動いた。 日本もFTAをチリと協議中、どうなるかは不明だ。 FTAの発展形が経済連携協定だが、人的交流、投資や知的所有物の交流などが行われる、 これをどう捉えるか、つまり労働力の交流ほど難しいものはない、 言葉、文化、なんといっても人口がものを言う。 チリは中国を受け入れたが、果たして、大国の中華思想に呑み込まれずに 自国の発展に彼らを利用できるのか? 単なる一時期の中国大陸の経済発展に目を奪われてFTAを結んだとしたら あまりにも稚拙な今回のチリ国の動きは問題である。 *FTA・・・国や地域の間で、関税の撤廃や規制の緩和により、貿易を自由化する協定 ↑ プログランキングに参加しています、宜しければクリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[亜細亜] カテゴリの最新記事
|