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2006年07月25日
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カテゴリ:国内政治
”福田降板で安倍一本化”



日曜日のサンデープロジェクトの柱は「福田断念」と「昭和天皇メモ」。

今日は、武部と田原の会話内容とその馬鹿らしさを書きたい。

慶次は福田が断念したことにより外交が混迷することは避けられたので、出来れば内需

拡大と福祉路線(年金や医療など)の実現を目指す自民党が誕生するのかどうか聞きた

かったのだが、田原の質問は終始「劇場型」「総裁選を面白く」こればかり、北朝鮮

のミサイルをマスコミが大きく騒ぎすぎだと朝まで生テレビで発言していた司会者と同

一人物とは思えない煽りっぷりで、醜かったな。

武部は次期総裁の条件として 1、小泉改革の継承 2、国民の声を反映 3、小泉首

相とは違う新しいリーダーシップの確立(1と3は少し矛盾している気がする)を挙げ

ていたが、之に対し田原は「条件はともかく、安倍さんの一人勝ちでは盛り上がらない、

これでは参議院選挙危ないよ」と言いはじめ「盛り上がりに欠ける、盛り上がりに欠け

る」この言葉を連呼。武部は他にも候補者はいると答え、対抗馬が問題ではなく政策の

中身を問題視すべきとの見解を示した。

慶次は次に出てくる問題とリンクした番組構成を最初から仕掛けたのではないかと睨ん

でいる。福田は靖国参拝自重派であり、安倍は参拝推進派であることは周知の事実だが、

福田が出馬断念となれば今回の総裁選で靖国問題は国論を二分する問題として取り上げ

られなくなる。田原は「昭和天皇メモ」とリンクさせ靖国問題を大々的に番組で取り上

げ(恐らく朝生でも取り上げるだろう)、この問題一本で国民を扇動したかったのでは

ないだろうか。そのほうが視聴率も取れるし、番組構成は楽であるからだ。それにこの

前、田原は中国に行き様々な高官と会い「靖国」が日中間の懸案事項ということをすり

込まれて帰って来ている。今度の総裁選を「靖国問題中心」としたい田原、そんな感じ

が画面からヒシヒシと伝わってきた。

武部と田原の討論は「昭和天皇メモ」に入っていく、田原は武部に「天皇がこう言って

いるがどうだ」と質問すると武部は「一宗教法人であり独立している」「議論はあって

もいいが・・・」「憲法に基づいて・・・信教の自由・・・政教分離・・・」と答える

が、田原は「天皇のこんな発言はどうでもいいと・・・天皇が一宗教法人にこんなこと

を言うことが大間違いだと」という風に煽り始める、武部が「自分は靖国参拝は個人的

にしますよ」と言うと、田原は「天皇がこう言っているのに武部さんは行く・・・とっ

ても勇気ある発言だと思いますよ」とニンマリと発言。なぜにこうマスコミ人(元左翼)

はアホで卑劣なのだろうか、都合のいいときだけ陛下を担ぎ出して「こう言っている!

こう言っている!」と持ち上げて、都合が悪くなると「天皇なんて・・・」とコロリと

手のひらを返すのだ。最後まで「武部さん盛り上げてください、このまま萎んじゃった

ら」と総裁選をお祭りとでも思っているかのような煽りで終始した田原総一郎、国民か

らすれば、少なくとも慶次にとっては経済、福祉、治安のほうが大大問題なのだが行事

役の武部を番組に呼んで何をしたかったのだろうか、呼ぶなら総裁候補者を呼べよ。

田原に「天皇が私は行かないと言っても、それは天皇の勝手であって私は行く、勇気あ

る発言・・・」と言われた武部は「いやそんな畏れ多いことを言うつもりはないですが

・・・」と答えていたが、こういう馬鹿タレが政治家になること自体が問題だ。政治を

与るのが政治家である、そして国民によって選ばれたことを自覚してもらわなければ困

るのだ。西郷は明治帝の馬術の稽古をつけるとき、馬上から落ちた明治帝を冷酷な

眼差しで見つめ、なんびとも手を差し伸べてはならんと命令していた。
自分が就いて

いる位置を自覚しない人間ほど危険な人間はいない。武部が陛下に畏れ多い気持ちを持

っているなら心の中だけに留め、政局に利用しようとする人間たちに付け込まれないよ

うに自分を律しなければならない。政治は国民の代弁者である政治家が責任を

持って与る。誰の介入も許さず、ただ国家国民のために働く、政治家全員自分の立ち

位置をもう一度確認してもらいたいと思う。



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次回は昭和天皇メモに関するサンプロ内での討論内容を取り上げます


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最終更新日  2006年08月16日 21時07分16秒
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