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テーマ:DVD映画鑑賞(13616)
カテゴリ:映画DVD鑑賞評価
もっち~自分勝手評価 総合点:77点 HT点:★★★★★ ディズニーでクルマを擬人化した映画で、以前見た「ハービー」という映画がありました。 ハービーもでしたが、クルマ好きの私はデフォルメしたクルマの映画は、子供っぽく感じ、見る前は余り好印象はありませんでした。 ハービーはクルマだけCGで、そのクルマを運転する人間は実在する俳優さんが実写で演じる作品でしたが、このカーズ全てがCG。人間は出てきません。 つまりクルマが1つの生き物になっています。レースカーだけでなく、観客やアナウンサーもクルマですからなおさらです (美女と野獣のに出てくるコップやモップが話すのと同じです) ディスニーの世界だからありえるこの世界観ですが、カーズの舞台は架空の世界ではなく、現代のアメリカに実在するルート66沿いの寂れた町です。(町自体は架空です) 以前は栄えていたルート66ですが、高速道路の建造に伴い、地形に沿って迂回するように作られたルート66の需要はなくなります。 そのうちルート66は地図から消え、ルート66沿いの町事態が地図から消えてしまいました。 そんな事情はアメリカでは本当の出来事であり、日本でも思い当たる場所があと思います。 私だけでなく、皆さんも長距離の移動はもっぱら高速道路や新幹線だと思います。そして目的地に行くのが目標で、途中の町にほとんど見向きもしません。 そんなスピードを求める世の中ので、時間の止まったような寂れた町に、ルーキーのレースカーである主人公が、次のレースへの移動中に迷い込んでしまいます。 輝かしいレースの世界で常に注目の的であった主人公は、はっきり言って自信過剰なイヤなヤツ。 チームスタッフにも「自分がいるから食べていけるんだ」といわんばかりの扱いで、気に食わないヤツはすぐに首にします。 常に大手のスポンサーを目標にしているため、弱小企業である今のスポンサーにでさえ、いいかげんな気持ちで接しています。 そんな主人公ですから、寂れた町などバカにするだけで、一刻も早く次のレース開催のサーキットに向かいたいのですが、トラブルを起こし足止めをくらいます。。。 期待薄だったからか、なぜディズニーアニメーションは外れがないでしょうか。 先日のブレイブストーリーを見ていると、万人が楽しめる作品の大変さが良くわかります。しかしディスニーはそれは難なくやってのけます。 一件子供をターゲットにしたようなデフォルメしたクルマの作品ですが、子供は子供の基準で、大人は大人の基準で、万人が万人の基準で楽しめます。 寂れた町での人間味(自動車味?)なんかは、大人だから感じ取れる内容も沢山あします。 先日見た「ブレイブ・ストーリー」とは大違い。 同じアニメーションでも、ディスニーの作品となるとここまで出来がいいのかと関心してしまう出来倍。 いや、ブレイブストーリーの出来が悪いのではなく、カーズがうまく出来すぎているのです。 トイ・ストーリーやファインディング・ニモに負けないほど、ディスニーに看板タイトルになっているカーズですが、やはり実力あっての人気ですね。 CGアニメーションの出来もかなりの出来です。 CGならではの不自然な動きもなく、実写に近いけど、実写ではなくアニメーションとわかる表現。 またCGならでは(CGアニメだから許せる)のカーレースのアングルなど、迫力も満点。 さらにサウンドもこの手のアニメでは珍しく最高にいいです。 レースシーンなど、抜かれる追い越すなど、しっかりとリアスピーカーを駆使しています。 また日本語吹き替えをみましたが、英語よりも良かったです。 フェラーリ&シューマッハに憧れるFiat役のジローラモ。ぴったりです。 (そうそう。フェラーリやポルシェ、マセラティーなど実在クルマも登場します。) エンディングにも問題ないし、本当に出来のいい作品であり、正直減点のポイントが見当たりませんが、一番の欠点はディスニーならではの読める展開でしょうか。。。 ちょっと癖のある主人公が、旅をして、仲間と出会って、自分を取り戻し、みんなの力を武器に、最後に強敵倒す。 お決まりのパターンです。 あと、ハラハラドキドキはほとんどありません。 ま~必要の無い作品なのですけどね。。。 っということで、珍しくDVDが欲しくなった作品です。 鑑賞して、決して損をしない作品だと思います。 でも評価は無難な作品だっただけに77点ぐらいです。。。 ブレイブストーリーもディスニーのような表現の出来る会社(監督)に作ってもらいたかった。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/26 12:54:55 PM
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