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2013.09.04
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カテゴリ:災害
竜巻被害 官房長官、予測精度向上など指示
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は4日の記者会見で、埼玉県などで起きた竜巻被害を受け、竜巻の予測精度向上など抜本的な対策に乗り出す考えを示した。菅氏は「竜巻は発生頻度が低いこともあり、予測精度が極めて低い」と問題点を指摘。「内閣府の防災(担当)で抜本的な見直しを行うよう指示したい」と述べ、注意情報の内容や予測精度を向上させるため、全国20カ所で気象レーダーの整備を進める方針も示した。
菅氏は「今回の竜巻被害はかつてない大変な被害だった」との認識のもと、抜本的な対策をとる必要があると判断した。
対策では、被害が予想される地域や規模を国民に分かりやすく伝えることを念頭に、竜巻に関する注意情報をより具体化させる。被害防止では、小中学校のガラス強化などの安全対策に国としても取り組む姿勢を強調した。
一方、亀岡偉民(よしたみ)内閣府政務官を団長とする政府調査団は4日、千葉県野田市の竜巻被災現場を視察。3日の埼玉県越谷市に続く視察で、屋根や窓が壊れた住宅を見て回り、亀岡氏は記者団に「制度にこだわらず、国としてできる限り迅速に対応する」と述べた。

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去年の5月に、つくば市で竜巻により死者が出ており、その時に当ブログでも記事を書いたことがあります。

竜巻は怖いですねえ

それから1年4ヶ月で、関東で再び竜巻、それも2日続けてです。竜巻って、こんなに頻繁におこるものでしたっけ。
で、記事によれば竜巻の予測精度向上を官房長官が指示したそうです。
ま、やらないよりは、やったほうがよいとは思います。ただ、これはなかなか難しいだろうなと思います。
竜巻は、極めて規模の小さい突風です。今回の竜巻も、被害地域は、幅100~200メートル、長さ21キロと報じられています。それでも、21キロというのは観測史上3番目に長い距離だとか。つまり、それだけ被害地域が局限されているわけです。これを、気象観測網でリアルタイムに捕捉するのは、相当困難だろうという気がします。まして、「いつどこで」を高い精度で予測なんてことは、不可能に近いのではないかと思えます。また、竜巻は移動速度が極めて速い。昨日の竜巻は時速50キロ前後の速度で進んだようです。ということは、21キロの距離を移動するのに、25分程度しかかからなかった計算になります。警報を発して、それを住民が知ったときにはもう津波が通りすぎた後だった、って可能性が高そうに思います。
緊急地震速報みたいに、緊急竜巻警報を携帯に一斉送信するようなシステムでも構築できれば効果が期待できるかもしれません。

それにしても、「今回の竜巻被害はかつてない大変な被害だった」との認識ってのは、どうかなと私は思います。昨日・今日の竜巻の被害は確かに大きかったけど、死者は出ていません。去年5月には死者が出ていますし、過去には2006年11月に北海道佐呂間町で、死者9人と言う大被害を生じた竜巻もありました。鉄道の脱線・転覆事故に至った竜巻もいくつかあり、特に有名なのは1978年、地下鉄東西線が荒川鉄橋上で横転した事故です。(この事故のことはでよく覚えていますが、当時は単に「突風」と報じられていたんじゃないかと思います。竜巻が原因だったことは最近初めて知りました)

といううわけで、予測精度の向上は(実現できるものなら)悪くない対策とは思います。でも、竜巻が来てしまった場合にどう対応するのが比較的安全か、ということを周知徹底しておくことは、更に重要な対策ではないかと思います。

ちなみに、読売新聞が、竜巻に遭遇した場合の対応について記事をアップしています。

竜巻対策 頭部を守れ…なるべく低い姿勢
なかなか参考になります。





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最終更新日  2013.09.05 00:04:57
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