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テーマ:政治について(19787)
カテゴリ:政治
須貝議員、同性愛「好ましくない」 山形市議会総務常任委で発言
山形市議会総務常任委員会の席上、自民系会派・翔政会所属の須貝太郎議員が同性愛や同性婚に否定的な発言をしたことが11日、関係者への取材で分かった。 関係者によると、市側が男女共同参画プランの策定に関する報告の中で、性的マイノリティーへの配慮について述べた際、須貝議員が個人的な見解とした上で「生物学的にはあまり好ましくない」と発言。その後、日本共産党市議団所属の佐藤亜希子議員が発言の真意を問いただすと、「(性的マイノリティーを)排除しようとは言わないが、個人的にはあまり望ましくないと思う」と述べた。 総務常任委員会は7日に開かれた。須貝議員は山形新聞の取材に対し、発言を認めた上で「性的多様性を否定するつもりは全くない」と話した。 --- このところ、地方議員から性的マイノリティを攻撃する発言が続出しています。海老名市で同性愛者は「異常動物」 とツィートした議員あたりが発端になったように思います。 中には、世の中が同性愛者だらけになったらどうするんだ、などと少子化とからめて批判する人もいるようですが、いずれも的外れな言い分としか思えません。 私自身(男性)は、相棒は女性ですし、同性愛的な嗜好はまったくありません。かりに世の中に同性愛者が溢れかえっていたとしても、自分の嗜好は変わらないでしょう。逆もまた真なりで、同性愛がどんなに社会的に指弾されたとしても、同性愛者が異性ではなく同性に惹かれる傾向に変わりはないでしょう。性的な意味で人を好きになるのは、ある意味人間の本能に根ざすものです。「異性が好き」「同性が好き」というのは、本人が自由意志で選んでの嗜好ではないので、社会的にいくら同性愛が容認されても、異性愛者が急に同性を好きになるわけがありません。したがって、少子化云々なんてことはまったく話になりません。 確かに、子孫を残すということを生物としての基本条件と考えれば、同性愛は子孫を残すことができませんから、それには反します。だけど、異性愛者だって子孫を残さない、残そうとしない人はいくらでもいる。結婚しない(できない)子どもを持たない(つくれない)人は世の中に大勢いる。それをいちいち異常生物と指弾するなら、子どものいない安倍首相とその妻も、「異常生物」ということになる。 結局、例によって、自分たちの価値基準に外れた嗜好を許容しない、できない狭量な政治家が、脊髄反射のレベルで深く考えずに叫んでいる、というだけのことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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