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テーマ:政治について(20189)
カテゴリ:政治
ラサール石井「安倍さん『嫌い』でもない『憎い』こともない」アベガー批判に反論「資質ない総理が日本衰退させた」
タレントのラサール石井が11日、ツイッターに新規投稿。「安倍さんを『嫌い』でもなければ『憎い』こともない」と安倍晋三元首相への印象をつづった。 ラサールは、「アベガーの人たちは、いつになったら安倍憎しの呪縛から解放されるんでしょうね」というネットの声を引用。「『安倍憎しの呪縛』ってなんだ。安倍さんを『嫌い』でもなければ『憎い』こともない。ただ総理大臣としての資質がない人が総理になって日本を衰退させた、と言ってるだけ。勤務評定に好き嫌いなどの私情は挟まないでしょう。」とつづった。 --- 私は、安倍が「憎い」とは必ずしも思いませんでしたが、嫌いでした。これははっきりと断言できます。資質に関しては、一概には言えません。志を同じくする人たちの間で求心力はあった、これは確かでしょう。それは、政権を維持する上ではとても大きな条件だったはずです。しかし、違う思想信条を抱く人、あえて言えば「敵認定」した相手には強い反感を抱かせるものがありました。 そして、実際に行った政策は、「言行不一致」が相当にあったことは、前回記事でも指摘したとおりです。有り体に言えば、政権維持にマイナスになることは、持論でも封印しました。例えば自公連立について、元々安倍は批判的だったし、本音では、おそらくそれは最後までそうだったでしょう(安倍と公明党では主張には相当の違いがあるし、安倍を信奉するネトウヨ陣営は総じて公明党を嫌悪しています)。でも、公明党と袂を分かってしまったら政権維持など覚束ないことも分かっていたから、公明党には相当に気を使っていました。 この辺りの政権維持の手練手管はたいしたものであったと思いますその他に、誰がやっても同じ(主義主張による選択の余地などない)という政策も少なからずあったでしょう。 でも、そういったものではなく、安倍の主張を強く反映した政策については、そのほとんどは、評価に値しないと思っています。 たとえば、アベノミクスで経済が好転したとは、私にはとうてい思えません。何より、バブル時代「世界一物価が高い」と言われたこともある日本が、いつの間にか先進国と言われる国々の中ではもっとも物価の安い国になってしまった、しかし実際に住んでいる我々日本人にとって、物価が安いなどという印象はまったくありません。外貨ベースで見るとそうなる、というだけの話です。 端的に言えば、物価は安いけれど給料も安い、先進国の座からいつの間にか転げ落ちていたのが、安倍政権下の日本だったわけです。少子化だって、この間全く改善はしていません。 何よりアベノミクスの手法は国債を大量発行してそれを日銀が買いまくるという手法で成り立っています。財政破綻のリスクを格段に高める行為であったことは間違いありません。アベノミクスの理念としては、国債をぶち込んで一時的に財政赤字が拡大しても、経済が活性化すればすぐにその元が取れる、ということだと思いますが、現実には「元」はとれていません。単に国債発行残高が大幅に増えただけです。 今のところは「まだ」財政破綻はしていませんが、この先もずっと破綻が起こらない、とは限りません。将来財政破綻が起こるとすれば、アベノミクスはそのリスクを格段に高める行為だった、という評価になるのは明らかです。 それにしても、「アベガーの人たちは、いつになったら安倍憎しの呪縛から解放されるんでしょうね」という言葉には笑います。むしろ逆であることは前回記事で指摘したとおりです。安倍大好きな人たちは、いつまで「安倍語録」を錦の御旗に掲げ続けるつもり?と思いますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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