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カテゴリ:経済問題・貧困問題
水原氏解雇で「ショウが大丈夫であることを願う。でも…」 同僚ベッツが騒動に語った冷静な言葉
米大リーグのドジャースは20日、大谷翔平投手の通訳を2018年の渡米時から務めてきた水原一平氏を解雇した。巨額の不法賭博に関与したと複数の米メディアが報じ、球団も21日になって解雇の事実を認めた。大谷は21日のパドレス戦に「2番・DH」で出場。5打数1安打1打点で、チームは11-15で敗れた。試合後、同僚のスター選手、ムーキー・ベッツ内野手は「ショウが大丈夫であることを願う」などとコメントしていると米メディアが報じた。(以下略) --- 急転直下の大騒動には言葉を失うばかりです。とりあえず、具体的に何がどうなったのか、という細かい話には立ち入りません。はっきりしているのは、450万ドル(7億円弱)という巨額のお金をギャンブルに注ぎ込んで溶かしてしまった、そうなるまで破滅への道を止められなかった、という事実です。 もちろん、判断力もあるいい大人が、そんなことをするのはとんでもない話ですが、そういう常識が通用しなくなるのが依存症の恐ろしさです。 報道によれば違法博徒のことですが、米国では合法のカジノもたくさんあり、そこで破滅する人も少なくはないようです。 日本でもギャンブル依存になる人は少なからずいます。ただ、パチンコで億という単位のお金を短期間で注ぎ込むのは、なかなか難しいように思います。競輪競馬はやったことがないので分からないのですが。 いずれにしても、ギャンブルは社会的に百害あって一利なしというのが正直なところです。ただ、現在日本に存在する合法ギャンブルを突然廃止しても、おそらくギャンブルをめぐる諸問題はいきなり解決することはなく、むしろ非合法なギャンブルがはびこることになりそうな気がします。だから、現在認められているギャンブルを廃止するのは難しいところです。 逆の言い方をすれば、ギャンブルを一度認めてしまえば、それがどれほど害悪であっても、廃止するのは難しいということでもあります。したがって、今あるギャンブルを禁止するのは難しいですが、少なくとも今から新たなギャンブルを公認するのは、とんでもないとしか言いようがありません。 それにも関わらず、カジノが合法化され、大阪がカジノを作ろうとしています。破滅的な影響が生じる未来しか、思い描けません。行政がテラ銭を稼ぐために若者をギャンブル依存にして地獄に突き落とす、世も末です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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米国のギャンブル市場は18兆円と報じられていました。
今回の件が、ギャンブル依存症問題を喚起するのに役立てば良いと思います。 大谷は、早急に記者会見を開いて事実を明らかにすべきですね。 自分の口座からの送金の事実も知らなかったなんて本当なのでしょうか。 通訳としての水原を取り上げた検定合格の教科書は、差し替えでしょう。 (2024.03.22 23:17:58)
maki5417さん
日本もパチンコ+競輪競馬+宝くじ(も、ギャンブルの一種ですよね)の市場規模は、相当大きいんじゃないですかね。ぱっと調べた限り、18兆より大きそうな感じです。 ということは、日本の方が米国よりギャンブル大国であるか、または、米国のギャンブル市場は18兆円よりもっと大きいか、どちらかでしょう。 今回の騒動の実相とか、大谷が事実を知っていたか否かについては、正直私の興味の範囲外です。 (2024.03.23 07:20:48)
ちょうど面白い記事が流れました。
> 10歳代町職員が親睦会費76万円着服、課内旅行当日に告白…「オンラインカジノでスポーツ賭博に」 2024/03/23 09:08 宮崎県高鍋町は22日、町建設管理課員らが積み立てていた親睦会費を横領したとして、同課の10歳代男性技師を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は21日付。 発表によると、男性技師は会費の徴収や口座管理を任されており、2023年9月から24年1月に計13回、計76万9537円を引き出していた。2月、課内旅行当日に本人が着服したことを告白したことで発覚。親族が弁済した。 男性技師は町の聞き取りに「オンラインカジノでスポーツ賭博などに使った」と説明。町は公金ではなかったことなどから刑事告発は見送る一方、オンラインカジノについて捜査機関から問い合わせがあれば協力するとしている。 //www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240322-OYTNT50180/ 10代にしてギャンブル依存ですかね。お話にもなりません。オンラインカジノといえば、安倍晋三と同郷の人物がオンラインカジノでひどい不祥事を起こしたことをこの人物だって知らないではないでしょうに。 > それにも関わらず、カジノが合法化され、大阪がカジノを作ろうとしています。破滅的な影響が生じる未来しか、思い描けません。行政がテラ銭を稼ぐために若者をギャンブル依存にして地獄に突き落とす、世も末です。 このまま大阪でカジノが開設になったら、大赤字になるか、単体では黒字でも、生活保護受給者ほかその他のコストを上回るようなものにはならないんじゃないんですかね。そう考えれば、美濃部都政で公営ギャンブルを廃止したのはやはり英断でしたね。あれは別に、美濃部が将来の公営ギャンブルの経営悪化を見通したというのでもなく、公営ギャンブルを彼が嫌っていたということだったのかもしれませんが、そっちの方面のしがらみがない美濃部氏が廃止したほうが、その後の保守知事よりもスムーズだったわけでした。赤字がかさみギャンブル依存症をさらに生み出すよりはずっといい。 (2024.03.23 21:18:08)
Bill McCrearyさん
依存症はいずれも社会生活を破滅に追い込む可能性が高いですが、アルコールや薬物の依存は健康状態を破壊するのに対して、ギャンブル依存は経済状態を破壊します。(もちろん、アルコール依存や薬物依存も、経済的破滅につながりますが) おそろしいことです。 >大阪でカジノが開設になったら、大赤字になるか、単体では黒字でも、生活保護受給者ほかその他のコストを上回るようなものにはならないんじゃないんですかね。 そのとおりだと思います。 もっとも、別の考え方もあり得るとは思います。つまり「依存症になる奴など自己責任だ」と切り捨て、何の救済策も講じない、そうすりゃコストがかからない、逆に言うと、行政が金づるから全部巻き上げて使い捨て、ということです。恐ろしいことですが、カジノを推進している連中の深層心理はそのあたりではないかと踏んでいます。悪意ある思い込みかもしれませんが。 始めるのは簡単でもやめるのは簡単ではないのがギャンブルですね。だから、美濃部の公営ギャンブル廃止は英断でした。 (2024.03.24 22:39:55) |