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『犬の鼻先におなら』

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2010年03月13日
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「バタ臭さ」も「楷書」も有り。何故皆、大真面目に鑑賞しているのか。

 かなり急ぎ足で観てしまいました(無料入館権を貰ったので寄り道して行ったのだ。「無料だもの」)。

 こじんまりした美術館です。
 「相田みつを美術館は、作品を鑑賞するのに1時間、余韻に浸りながらくつろぐのに1時間〔あなたの人生の2時間を過ごす場所〕をコンセプトに作られました。」(相田みつを美術館館内図より)
 有楽町駅すぐ近くの東京国際フォーラム地下一階にありますので、一寸時間が空いた方など、お寄りになると良いでしょう。

 展示作品は「にんげんだもの」の世界。そうとしか言いようがないです。「相田みつをだもの」。

 覗き込むと美術館や企画展の紹介映像なんかが写る「電子井戸」や、水面に手をかざすと字が写る「手水鉢」とか、筆を動かすと大きな書籍状の装置に相田みつをの書が投影される「電子ブック」なんかもあります(「手水鉢」はグッと一気に手を突っ込んだら、「わっ」。水は本物だった)。
 しかし、こうした装置、要るんでしょうかね。「相田みつを」の世界を見に来た客が望むかな。一寸した余興でしょうか。

 また、相田みつをのアトリエも再現されていました。
 しかし、これは“失敗”だと思います。使われている障子紙や桟、柱等の建築材が真新し過ぎるのです。ピッカピカの“相田みつを”の世界。物凄く違和感有り。少し古びたような味わいを出すべきでした(「醤油でサッと拭く」等の工夫が必要)。

 
 発見。

 20代の頃の相田みつを氏の書に感心。カチッとした見事な楷書による漢詩。当たり前だけど、上手い。「書家だもの」。
 相田みつを氏は最初から「にんげんだもの」書体だった訳ではないんですね。「修行したんだもの」。

 大きな発見。
 相田みつを氏は洒落たデザインも手がけていた。なんと、クッキーの包み紙。バタ臭いデザイン(「クッキーだもの」)。
 知人のお菓子屋さんに頼まれての事らしい(普通頼むかな、相田みつを氏に、クッキーの包装紙デザインを)。
 なお、このクッキー「CHAT」はお土産コーナーで販売していました。

 その他、愛読していた『正法眼蔵』や、幾重にも補修した辞書なども展示されていました(『正法眼蔵』は昔読んだけど難物だったなぁ。「相田みつをワールド」のバックボーンは禅なので、“打撃系”の批判では簡単にかわすでしょうね)。


 今回改めて、「あぁ、なんか違うよな」と他の鑑賞者(相田みつをファン)とのズレを認識。

 例えば「できない約束はしないほうがいいんだなぁ」と書かれた書(当然、あの書体)。
 眺めていると、じわぁ~っと可笑しさが込み上げて来ませんか。じわぁ~っと(できれば、「裸の大将」の声色で(^O^)。
 私は“来る”んですね(書体もそうだけど、特に「だなぁ」の「なぁ」の部分)。

 可笑しいと思うんですが。

 でも、にやにやしてる人は誰もいないんですね。皆、大真面目に鑑賞している。う~ん。

 無論、他の書の“延長線”として捉えるならば、「大真面目に鑑賞」が“正解”なんでしょうが、やはり、私は可笑しい。
 相田みつを氏の意図がどうであれ、可笑しい。

 いや、そもそも、相田みつを氏の意図は何だったのか。

 相田みつを氏は「微笑」はしたでしょうが、私のように“哄笑”(正確には「馬鹿笑い」だろうな(^O^)はしない人だったような気もします。

 
 “大真面目”ってスノッブ臭がするので、どうも性に合わないんですよ(ただし、相田みつを氏自身はスノッブではなかったと思う)。 

 “生”の本質って、もっと躍動感溢れる“馬鹿馬鹿しさ”に満ちているような気がします。

ベタですみません(^_^:)ゞ「インゲンだもの」

相田みつを氏のクローン軍団が出来たら凄いだろうな。





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最終更新日  2010年03月14日 19時16分46秒
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