【トルコ旅行記】ミリオンから考古学博物館へ
ブルー・モスクからまずビザンチン帝国の遺構であるミリオンへ昨日見るのを忘れたものです。ビザンチン帝国の0km地点の「ミリオン」Miliarium Aureum帝国各地との距離を測るローマ街道の基点となった里標石(マイルストーン)かつては黄金のマイル塔だったはず。今はただの石片になりながらも確かに存在していました。ここから歩いてイスタンブール考古学博物館へIstanbul Archaeology Museums, Arkeoloji Muzesiギリシャ建築を思わせるイオニア式の堂々としたファザードが見えます。まずその手前にあるある古代オリエント博物館へ行ってみました。入り口にあるバビロンのイシュタル門のレリーフベルリンのペルガモン博物館にイシュタル門の復元がありますが、まさかここに断片があるとは思わなかったです。紀元前17世紀ごろからヒッタイト王国をはじめバビロニア、エジプトなど古代王国の遺品を展示してありました。でもこの時代は興味の対象外なのでさくさくと通過そしてお向かいの旧館と新館へ。ライオン像 紀元前400年頃に栄えたカリア王国ハリカルナッソスから出土した遺物の一つ。この博物館の目玉はアレキサンダー大王の石棺です。アレクサンダー王の躍動感溢れる戦闘シーンや狩りの様子など、素晴らしいレリーフで飾られた石棺でした。写真でみたかんじよりもはるかに大きい立派な石棺で、私の背丈をはるかに超えてました。館内にはアレキサンダー大王の立像もありましたが若いんですね、32歳で亡くなったそうです。嘆き悲しむ女たちの石棺女性のレリーフが美しかったです。イスタンブールは掘れば今でも遺跡がざくざく出てくるようで、地中から、海底から見つかるとここへ運ばれるそうです。館外にも遺跡らしき物がごろごろと置いてありました。この地下に眠っている遺跡のおかげで旧市街の歴史地区には地下鉄を通せないのだそうです。さてここからエミノニュへ金角湾の向こう側に見えるのが新市街で、その中のひときわ高い塔がガラタ塔です。ガラタ橋名物の船上サバ・サンド店に寄ってみました。Deniz Yildiziデニズ・ユルドゥズという昔ながらの船上で調理するお店で、厨房が船で、レストラン部分が屋台になっています。この時は雨足が強くて船が左右上下に半端なく揺れていました。でもコックさん達はまったく意に介せず平然と調理しています。もし私だったら間違いなく船酔いすると思う、というか見ているだけで気持ち悪くなってきました。こうまでして船で焼く意味があるのだろうか。。。(謎)名物のサバ・サンド(バルック・エキメッキ)はさんであるのが焼き鯖なんですね。塩とレモン汁をかけて食べます、おいしかったです。そしてものすごく寒かったのでチャイも頼んでみました。当初の予定ではこの後ボスポラス海峡のクルーズを予定していましたが、悪天候のため急きょ予定を変更新市街のドルマバフチェ宮殿へ行くことにしました。そのあまりの豪華さに度肝を抜かれたのでした、つづく。