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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2009年06月06日
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カテゴリ:文鳥動向の備忘録

孵化28日目の桜文鳥(ノコリ)
翼伸ばしの準備体操をするノコリ

 孵化28日目のノコリは、強く羽ばたき少し体が浮くような場面もあったが、今日は飛ばなかった。明日飛ぶのではなかろうか。
 今のところ、フゴに入れて暗くすれば静かに寝て、物音一つたてない。賢いのか鈍いのか、微妙なところだ(そういう時は賢いことにする)。

 オッキは、せっかくなのでノコリの食べ残しを、手の中で食べさせることにした。食べられるうちに、好きなだけ食べてもらおう。

【蛇足】
 『文鳥様と私』は今市子氏の今も連載が続く人気マンガだ。一方『バード先生はすごいらしい』はいがらしゆみこ氏の今は知る人も少ないはずの約10年前のマンガだ。 共通点は、ペットとそれをめぐる人間を描いた女性マンガ家の作品である点と、数年前に影響を受けた複数の人とのやり取りでうんざりしていた私が、散々に批判した点のみといって良いと思う。
 当時、直接的に迷惑をこうむったという認識もあり、『文鳥様』は5巻まで、『バード先生』は全2巻の1巻のみで、お腹一杯として、以後見ないようにしていた。しかし、全部読みもせずに批判するのも気がとがめる。月日が経ち、今年になって『文鳥様』も出版社が変ってリニューアルされたので、3月になって事のついでに最新刊の9巻を読み(新刊)、続いて6、7巻を読み(中古)、そして先ほど8巻を読み終え(新刊)、その間事のついでに『バード先生』2巻も読んだのであった(当然中古)。
 『文鳥様』は、9巻を読んで「白内障が点眼薬で治るかのように描かれている」点が不思議とこのブログに書いたが、その点は8巻を読むと獣医さんの説明をしっかり受けているのがわかった。主観的には改善したように見えることもあるかもしれないが、科学的には目薬とは無関係でそうなったと考えるしかないので、あの内容に影響され無理な点眼を試みる飼い主が増えなければ良いと思っている。
 他人の体験の真似を安易にしてはならない。つまり、そういうことだ。あの愛すべきナイゾウ君は生まれ方も奇跡的で、軽い障害を持ちながらも、「ママ」である飼い主のもとで8年間楽しく過ごしたのだから、これは文鳥も飼い主も立派と言うしかない。個々に自分ならそうはしないと、不熱心な読者の私どころか、連載雑誌を講読するほどのファンですらも思えてしまう対応を多々あるはずだが、総じてそれがナイゾウ君には正解だったと認めるしかないのである。さはさりながら、それはナイゾウ君という文鳥の一飼い主としての話で、作品として不特定多数の目に触れ、それに何の抵抗力も無く影響されたり、さらには安易に真似する人が出てくるとなれば、批判しなければなるまい。個人的な体験談を公表するのは、実に難しいものだとため息が出る。

 まず、何度も何度も何度でも繰り返すが、保温に白熱灯を用いるのは正気の沙汰ではないので、真似をしてはならない。それが有名な獣医さんが薦める方法であったとしても、それはその獣医さんが一個人として間違っているだけの話だ。昼の保温と照明に白熱灯を使うことは、は虫類の飼育などでもあると思うが(その場合夜間は光を発しない別のものを用いる)、夜間も同じように煌煌と照らすようなことはしないのである。なぜなら、一日中明かる過ぎればそれだけストレスになり(特に夜行性の生き物には致死的影響があるだろう)、光の加減で調節される体内時計は崩れてしまい結果として健康に有害になる。これは、常識以前の当たり前な話で、なおも薦めるなら、科学的な理由を求めたい。
 真っ暗な中でも文鳥はエサ箱の位置を覚えているので、案外平気で食事が摂れることを経験上知っているのなら、煌煌と照らして安眠を妨げる必要があるだろうか?それでも不安なら、室内灯を弱く点けておけば良いではないか、良かれと思って虐待になるようなことは厳に慎まねばならないと思う。
 また、8巻ではマイコプラズマの話が出てくるが、そう言えば、一時マイコプラズマという文字を見かけることが多かったのは、さてはこの影響かとあきれてしまった。ただの一般人なので詳しいことなど知る必要も無いが、あれは普通に「風邪」と分類されていたもののはずだろう。その風邪の原因の一端が特定できたから何だと言うのか、今のところまるで論理的に理解出来ない。名前が騒々しいので、何か重大に聞こえるだけではなかろうか。入院治療した場合としない場合の同一ケースでの検証が不可能なので、精密検査で判別出来たと言って単純に喜ばず、別に何もしなくても結果は同じであった可能性も考えた方が良いように思えてしまう(医療なり科学は出来なかったことが出来るようになれば素晴らしい業績と言える。ただ、それが一般生活の上で意味があるか無いかは別問題)。
 しかし、冷静に読めるなら、他人が試行錯誤する姿は参考になる。先進の獣医さんの治療方法を垣間見るのも実に貴重だ。誰もが(初心者すらも)、冷静に読めるようであってくれたらとしみじみ思う。

 『バード先生』の2巻は、1巻と異なり批判する内容に乏しかった。飼育面の参考にしようとする目で読む限りはどうでも良い話ばかりで、バード先生が家族を連れて世界に羽ばたかれるという、少々突飛な形で終わってしまい拍子抜けした。もっとも、バード先生のモデルとなっている長屋氏も、その後の活動がまるで不明なので、それを踏まえると、あくまで結果的にだが、ふさわしい終結になっていたのかもしれない。
 長屋氏の吉祥寺(東京都武蔵野市)の「鳥の病院」は、すでに10年前から建物はあっても診療しているという話を聞かない。となると、今となっては夢幻の如くはかない思いにとらわれるが、かつてのご研究は後学の獣医さんたちの助けになっているはずで、また、ハムスター、カメ、小鳥の一般向け飼育書の監修などをされるなど現在ご活躍中のエキゾチックペットクリニック院長霍野晋吉氏は、長屋氏の弟子とのことなので(インタビュー記事参照)、長屋氏の特に鳥類に対する並外れた熱情は、現在でも形として残り、しっかり受け継がれていると見るべきだろう。考え方が異なり、反面教師的にではあっても、私もしっかり受け止めたいところだ。






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Last updated  2009年06月06日 23時01分21秒
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