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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2011年03月15日
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 菅直人氏は首相の器ではないと、多くの人は思っているし(奥様も?)、私もその意見にずいぶん以前から百パーセント賛成で、今もその見解を訂正しないが、無責任に怒鳴り散らすことしか出来ない頭がスッカラカンな男だとしても、現職の総理大臣閣下であり、今ただちにその首をすげ替える暇はない。・・・これだけ見くびられたら発奮せよ。死ぬ気でやれ、どころか、この際過労で死ぬ覚悟はしてもらわねば困る。もし事半ばで亡くなれば、それこそ男子の本懐だ。頑張れ頑張れ!怒鳴らず当たらず周囲の話を静かに聞いて、冷静に冷静に馬鹿なら馬鹿で馬鹿なりに事を処理してもらいたい。
 作業服の襟を立てて着るなどという間抜けな真似をやめた枝野官房長官閣下も、事ほど左様に、襟を立てたいといった我を押し通す状況ではなく立場でもないことを十分に認識し、襟を曲げたように我を曲げて、隠忍自重、冷静沈着に、首相の参謀役を果たしてもらいたい。何しろ前任者があまりに立場を逸脱していたおかげで、普段でもよほどまともに見えているのだから、そのイメージを崩さないように願いたい。昨今の原発事故についての応答では、実直な勤勉さがうかがえ好感が持てる。しかし、技術的な細かなことは担当者に説明させれば済むので、それよりも政府として国民や住民に要請・指示すべきことを、具体的に明瞭に語って欲しい。頑張れ、頑張れ!
 国家の選良、エリートである中央官僚の皆さんは、今こそ、日ごろは無駄飯を喰らい、天下りで国を食い物にしている、といった悪評を払拭する機会だ。馬鹿とハサミは使いようと俗に言われるように、ここは万年野党脳でしかなかった事が明白になってしまった者たちを、適当に崇め奉りつつ、元々優秀であった皆さんの頭脳を、自分たちの利権ではなく国民のために発揮し、うまい方向に持って行ってもらいたい。頑張れ、頑張れ!
 国運を担い、人命を左右しかねない指導的立場にある皆さんは、間違っても「不眠不休で頑張っている」などと、泣き言を言ってはならない。それが当たり前の状況で、事がうまく行かずにそのようなことを言えば、不眠不休でもその程度しか出来ない能無し、と指弾されることを、十分に認識して頂きたい。確かに、記者会見の際、目の前にいるマスコミの一部の若造記者の生意気な物言いには腹が立つだろう。しかし、テレビカメラの向こうに国民一般が存在していることを常に意識して、低頭低姿勢丁寧な言葉遣いを心して欲しい。そのようにしていれば、次には馬鹿マスコミの方が襟を正さねばならなくなる。縁の下の努力は他人の目には見えないことが多いが、時間が経てば必ず評価されるはずだ。頑張れ、頑張れ!

 平均寿命を越えても現職にとどまろうとする見上げた心がけの石原都知事閣下は、この大震災を「我欲で縛られた」「日本に対する天罰だ」とされたそうだ。笑止である。清貧誠実に生きる人たちの居住地であっても、天災は起きる。それを宗教的に言うなら、天から与えられた試練であり、それは古今東西、老若男女、貴賎善悪を問わず、偶発的に科されるもののはずだ。
 因果による天罰などという筋立ては、素朴な教育の目的に後の世になって形成された勧善懲悪の幼児向けのおとぎ話に過ぎず、あくまでもリアルな判断が必要とされる大人の為政者がそれを語るなど、不謹慎以前に甚だチープと言わねばならない。元々は頭の回転が速く、文学にも哲学にも造詣の深い、個人的にはイヤミがお上手な点に敬服している閣下にしてこの発言とは、甚だ失礼ながら、お呆けになられたのかと疑わざるを得ない。
 そもそも、石原閣下は、「我欲に縛られた」現代の日本の流行を作る青年文学者として登場し、さらには知識人・文化として、そして何より与党自民党の有力政治家として、営々と現代の日本を築き上げられた当事者ではなかろうか。閣下に限らず、現在の社会を慨嘆する年寄りは、何時の世にも多いものだが、現在は過去の積み重ねに他ならない以上、過去を生きてきた者たちが、声高に今現在を非難すれば、ご自身たちの廉恥心が疑われよう。
 事のついでに申し上げるが、閣下は今回の節電についても誤解されている。先日、担当大臣の蓮舫氏と会談された際、政令を出して、夜間のネオンや自販機やコンビニエンスストアの営業を禁止させるように提言されていたが、現在、深夜電力には余裕がある。従って、計画停電も朝の7時前から夜の10時頃までとなっており、深夜には行われないのである。おそらく閣下は、石油ショックの際の省エネ対策と混同されているのだろうが、今回は、当時のように火力発電に要する石油消費を抑制するため発電量を下げることを目指しているのではない。供給量以上の需要となってパンクしないための節電であり、需要の分散化のため、むしろ夜中にだけ営業してくれるなら有り難いだけなのだ。

 ただ、この大災害により、「日本のこれから」は大きく転回していくように思える。まず単純な話だけでも、エネルギー政策の転換がせまられる。それはおそらく、原子力発電への回帰がはかられつつあった全世界に影響を及ぼすだろうが、とりあえず日本で原子力発電所の新設は不可能になり、代替エネルギーの確立を国策としなければならなくなるだろう。確かに、今回は未曾有の規模の天災で、今後数百年同じことが起きる可能性が低いとしても、福島第一原子力発電所の危機的事態を目の当たりにした国民に向かい、今後原子力発電所を推進出来るはずがない。
 当然、東京電力管内に止まらず、節電、さらには省エネが国是となり(日本はまとまりのある一つの国なので、首都の大きな動向の変化は全国に波及しないでは済まない)、華美な電飾は戒められ、繰り返しになり業界関係者には申し訳ないのだが、ジュースなどの自動販売機は、少なくとも設置台数を制限されることになるように思う。
 エネルギー政策の転換は、さまざまな業界に影響を及ぼし、それぞれで浮き沈みが起こり、それに伴い、国の在り方にも、人々の精神構造にも、変化をもたらさないでは済まないのではなかろうか。より良い方向に変化するように、国の指導者やそれを目指す方々には、区々たる事象の説明ではなく、今後の大方針を語ってもらいたいと願って止まない。






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Last updated  2011年03月15日 15時52分42秒
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