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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2016年12月13日
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 さきほど、東山動植物園 鳥インフルエンザ「高病原性」との読売新聞の記事を読み、「ウイルス拡散のリスクなども考慮して」、「飼育中の61種、約240羽」の鳥類の「殺処分も検討しなければならない」とあったのに驚愕した。
 まず、名古屋の東山動物園は、飼育展示している動物を、畜産で飼養される動物同様に扱えるものと見なしているようだが、それは違うと思う。確かに、家畜伝染病予防法に基づき、農水省の管轄で疫病対策を行わねばならないが、一方で、環境省所管の動物愛護の適用範囲内なので、終生飼育されるのが原則なのである。生涯を全うせずに食用となったり廃用処分されてしまう畜産動物と、終生飼育される動物は、法律上、違う扱いが求められており、動物園の飼育動物は後者に分類される以上、殺処分は八方手を尽くしても蔓延を止められないような状態にならない限り、有り得るものではなく、口にすべきものでもないと思う。
 そもそも、絶滅危惧種をわざわざ飼育していながら、伝染性疾患に罹患させ、それを殺処分するようでは、違法狩猟で絶滅に加担するのも同じである。それでは、動物園の社会的責任を果たせず、それどころか社会悪でしかないので、直ちに消えてなくなったほうが良いことになりはしないだろうか。少なくとも、絶滅危惧種を特別に飼育する『資格』など無いと言わねばなるまい(今後、どのように展示動物を集めるつもりなのか?)。
 罹患した鳥を厳重に隔離して治療、接触者を限定し消毒を徹底、飼育中の鳥たちは、なるべく分散させて相互接触を避ける、それでも蔓延を止められない場合、種ごとの罹患状態を冷静に把握して、蔓延度の高い種を殺処分していく(絶滅危惧種は除く。実行は当然農水省の仕事)、当面はそのような対処をする以外にないはずで、2、3羽死んだ程度の段階で、皆殺しにしてお仕舞いするなどと、保健所の職員チックな安易な結論を述べられては、見識を疑わねばならなくなる(園長はコアラ飼育のスペシャリストのようだ。ところで、コアラにも厄介な伝染病疾患があるそうだが、もしそれに罹患する個体が発生したら、コアラ舎全体を『浄化』できるものだろうか?)。頑張っていただきたい。「命の大切さを伝えるのが動物園の役目」だとわかっているなら、個々の生命の保護こそが、動物園職員の役割であり誇りのはずなので、一般の動物愛護精神とかけ離れた誤解を招く言葉を控え、さらに頑張っていただくようにお願いしたい。





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Last updated  2016年12月13日 10時10分31秒
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