雀坊の納戸～文鳥動向の備忘録～

　夜の放鳥時間、扉を開けた途端にクワァ＆ヒサ夫婦が飛び出して行ったので、巣の中を撮影したところ、↑、親から捨てられ差別されて餌をもらえなかったあの子が、エサをもらって元気な様子が映っていた。ただ、両翼両脚の損傷程度が気になる。
　育っても、身動きがとれないようでは気の毒だ。と思いつつ、ついでにジュン＆マダラの巣の中を撮影したところ・・・、ヒナは2羽ともいない。ハッとしてギャッとなった。底にヒナが転がっていたのだ。
　結局、育雛放棄か。昼にはマダラが給餌するのも確認できて、安心していたのだが・・・無念残念。と、よく見たらわずかに動いていた。・・・またか。と思いつつ拾い上げ、もう1羽はいずこかと見れば、底網に頭を突っ込んで死んで・・・なかった。挟まった首を下に伸ばして抜けようとするが、胴体が大きくて益々挟まる結果になっている。
　１羽を左手に確保しつつ、底網に挟まったヒナを救出する作業は困難だったが、何とかそのミッションに成功し、手のひらの２羽を確認すると、不思議と無傷だ。冷えていたヒナたちは手のひらで温まり、動きが活発になってきた。
　さて、どうしたものか。ネグレクトの親元には戻せないので、クワァ＆ヒサの巣にある卵を撤去して、白の捨てられっ子と合流させた。このようなことをして、育ててくれたら奇跡、むしろ、余計なことをして白の捨てられっ子の助かる道をふさぐことになるかもしれない。
　悶々としつつ、しばらく後に撮影したところ↓、3羽とも元気そうだ。クワァ様様である。