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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2022年09月27日
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​椿に花咲く朝顔

​ 安倍晋三元首相は尊敬しているし敬愛もしているが(批判もしているが)、国葬儀の今日、特に何もする気はない。そういった習慣がないからで、葬式に行けば黙祷どころか読経でも何でも言われるままする。ただ、わざわざテレビ画面で葬式を見る気も黙祷する気にはならない。
 代わりに思うところを書いてみることにする。

 まず、安倍晋三元首相の国葬儀に反対し中止を求めた面々は、東京オリンピックの開催に反対し数週間前にも中止できるなどと言っていた人たちと、同じ人たちなんじゃない?と皮肉を言っておく。惑いやすい「世論」と言うよりメディアの「世論調査」では、反対している一般人が多いとされているのも、オリンピック開催前夜と同様ではなかったか。​
 葬式など、必要があると考えれば行うだけで、その葬儀費用がいくらかかったか、喪主など遺族に尋ねるなど、聞く方が間抜けで非常識だ。先日、エリザベス二世のご葬儀があったが、その際の費用を事細かに葬式前に見積もって、警備費用は国費なのか王室で負担するのか、それともクラウドファンディングでもするのか、などと言った議論があったとは、寡聞にして知らない。もちろん国家予算なので、後ほど精査すべきだが、どうせ、『後ほど』には、話題性も無いので忘れてしまうのだろう?
 数週間前に葬式の中止など出来ないし、数か月前にオリンピックの中止など出来ない。可能か否かではなく、大人の常識として出来ない。オリンピックの時は、野党の党首だった枝野氏が選手役員を入国させなければ良い、などと正気を疑う発言を繰り返して自分の価値を低くしていたが、昨日は、葬儀の前日に中止を求める市民団体もあった。そのような非常識が言えるのは、おつむ(頭)の中身が無責任な子供同然だからに他ならず、本来、大人が相手にすべきものではない(取り上げるマスコミが幼稚だといっているのである)。
 いずれも実施すればそれなりに成果があり、中止すればマイナスにしかならなかったことは明らかだろう。メダルも一杯取れたしね。そうした直近の経験を踏まえて、後ほどゆっくり振り返り、くだらないメディア報道に流されて移ろった「世論」の形成者たちは、少しばかり反省すべきだと思う。今回の国葬についても、大半のマスコミと「世論」の形成者は、オリンピックと同じことを繰り返した。こうした無責任な幼児反応は、有権者が優秀な日本であっても、避けがたいものなので、乗せられぬように気を付けねばなるまい。

 そのような「世論」に右往左往している岸田首相は、実にまじめで良い人だが、その​御​用聞きの如き態度​​は、無責任な「世論」に優柔不断と受け取られ、評価を落とすことになっている。気の毒ではあるが、統一教の問題で「世論」に気を使い、結果、個人的に統一教を憎むあまりに、要人を殺した身勝手なだけの犯人の思うつぼになってしまったのは、失策と言わねばならない。​
 統一教はろくでもない勧誘を行う信者を野放しにして、糾弾されていた事実をわきまえず、その政治的活動の一端を担うなど、軽率のそしりは免れまいが、違法行為でない以上は罪に問えないのが厳然たる事実だ。罪でもないものを罪として糾弾するのは、情緒的な反応以外の何物でもなく、そうした法治に反する考え方は歯止めがなく危険である。
 統一教に手を貸した人間は殺されて当然、のような誤解をさせ、筋違いのテロ行為により目的が成就する印象を持たせてはならない。江戸の敵を長崎でとっても、討ち取れさえすればOKとなれば、著名人はいつでも生命の危険にさらされてしまうだろう。殺す相手はだれでも良く「世論」の耳目を集め、旧悪を暴き立てられさえすれば、バカにとっては本望なのである。

 東京オリンピックは、​あの電通のアレ​のせいで金まみれな裏側が露呈している。もちろん、​「おもてなし」表が無ければ裏ばかり​、なのは承知していたが、あの電通のアレに理事の肩書など与えてスポンサー集めを任せれば、キックバックは必然で、むしろ傍若無人なふるまいで用心に欠けるため、露悪して良かったのではないかと思う。単細胞で捜査もしやすいし。​​
 安倍元首相が、政治上の先輩である森元(森喜朗元首相)さんに大会組織委員長を委ねた時点で、実務的能力に欠けるので、事務はムトーさん(大蔵省出身の武藤敏郎大会事務総長)に丸投げなのは、オリンピックにあまり興味のない私にすら分かった。問題は官僚出身者に金集めは無理なので、どうするか、と言った時に(実際、当初スポンサー集めに苦労していたと仄聞する)、フランスには行けない竹田宮(オリンピック招致委員会の責任者として贈賄への関与を疑われている旧宮家の竹田恆和氏が、慶応大学の先輩だったあの電通のアレに任せたと報道されている。
 あの電通のアレにしても、後輩の竹田宮のためにも頑張ったようだが(そういった供述をしているらしい)、残念なことに、彼の辞書には『公職』の二文字は無く、組織委員会の理事としてみなし公務員となっていることを理解できるはずもないので(理事がみなし公務員であると認識していなかった旨、供述しているらしい・・・)、肩書をフル活用して電通時代のコネも使って「集金」し、民間なら当然の対価として、「コンサルタント料」が自分の収入となるようにしていた、との東京地検の疑惑が事実であっても、不思議とはならない。彼の経歴からすれば、そうなるのは必然とすら言える。
 つまり、その面では無能な森元や無能な竹田宮が、性懲りもなく(竹田さんはコンサルタント料の支払いでお尋ね者になってしまったわけでして・・・)、公私混同をしてしまうタイプの金集めに関しては有能な人に丸投げしたのが、すべてだったのではないかと思う。それぞれ、オリンピックを食い物にした極悪人、とは違うと思うが、結果的にそのように晩節を汚す結果となったのは遺憾で、丸投げするには適材適所を見抜く才能が必要だが、それが欠如した殿様気分が招いた結末と言えようか。

 統一教会(友好団体とか寝ぼけたことを言ってんじゃねぇーぞ!)にビデオメッセージを送ったり、無能な年寄りの晩節を汚す立場にしたり、桜を見る会の参加者が何万人にも膨れ上がっていても気づかなかったり、保守と言えば味方だと詐欺まがいの人物を寄せ付けてしまったり、給食マスクに固執したり、葬式に故人の失点失策をあげつらうなど失礼だが、挙げてみればその程度だ。一方で美点功績の方は列挙するまでもなく膨大だ。
​​ 安倍晋三という人物には、多くの魅力があり、何より、​他人のために努力する誠実な姿勢が、国民の大多数に受容されていたからこそ、長期政権を保てた​のである。​長期に政権を託したのは、我々日本国国民である​。うわ辺の「世論」に流され、個人的な一種の売名行為にはしったバカの凶弾に斃れたことは、返す返すも惜しまれる。この際、「世論」に惑わされず、有権者として長らく政権を仮託できた人物を、礼を持って送りたい。​​

 なお、国葬の前例となっている昭和の大宰相吉田茂は、私が長らく住んでいた横浜市とゆかりがあり、近所の市立太田小学校に、お屋敷から急坂を上って登校していたらしく(大金持ちのはずだが・・・)、養父のお墓も極至近の久保山墓地の一角にあり、近所のお寺(光明寺)は、その養父が檀那として創建したものと聞いている。また、目の前の墓地奥に続く道がアスファルト舗装になったのは、大きな車で墓参に訪れた吉田茂が、そのように命じたからだとも伝わる(原三渓【三渓園を築いた金持ち】の墓参に来たと近所の老婆は言っていたが、道の奥に吉田家の墓がある)。
​ 本来なら、​吉田茂饅頭とか吉田茂音頭とか、あってもおかしくない​土地柄なわけだが、影も形もないんだな、これが。おそらくよじ登ったはずの坂道は、私も頻繁によじ登ったが、何とかの七曲りとか、何とか焼きの窯跡とかはあっても、「茂少年思索の道」などとは呼ばれていないし、石碑の一つもない。ついでに、日教組の陰謀かどうかは知らないが、太田小学校が大宰相の出身校だと知る人も少ない。​
 安倍氏の故地は、故人を称えて誇りとしていただけるものと願う。とりあえず、ゴルフ場には銅像を。資金は国費を支出するとうるさいので、クラウドファンディングで。それなら、私も一口乗りたい。





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Last updated  2022年09月27日 10時47分38秒
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