七年目のアイラブユー シャロン・サラ
父の介護に明け暮れる日々を送っていたタリアは、かつての恋人・ボウイと再会する。しかし、ボウイの父が何者かに殺されーというストーリーなのですが、この作品には家族愛に満ちていて、タリアが父親へ向ける愛、そしてリーとその息子達の、互いを想い合う深い愛。しかし、権力を笠に着て横暴に振る舞う一族は、破滅の道を辿ります。リーはその一族の娘でしたが、結婚を機に一族と絶縁。ウェイン家の者達は、リー達やタリア父娘のような愛に満ちたものではなく、利害関係と損得勘定でしかない冷酷な人間関係で構築されていました。彼等が破滅するのは時間の問題だったのでしょうね。ボウイとタリアが夫婦となり、タリアの両親の使者であるコマドリがこれからも二人を見守ってくれることでしょうね。