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​​ドップラーシフト電波方向探査実験
(
doppler shift radio direction finder)​

HF帯(0.5~15MHz)の電波方向探査の様子をyoutubeにて公開中。下記URL、または画像クリックでご覧ください。

​​カテゴリー別、ショートカット インデックス
​​電波方向探査​​ --- 
​     (1) ドップラー電波方向探査とは

​     (2) 方探本体部の回路構成
​     (3) 方探アンテナ部の設計
​     (4) アンテナ切り替え部
​     (5) 受信機部と全体結線
​​
​     (6) RDF方探動画「番外編」​​

TA7358AP​ ---
​     (1) 初段のゲインコントロール
​     (2) キャリアサプレッション対策
​     (3) 2mPLLシンセサイザー前編
​     (4) 2mPLLシンセサイザー後編
​     (5) 10MHzD.C受信回路
​     (6) 位相変調回路

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2020.06.19
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カテゴリ:工房的TA7358AP

TA7358APを使った未だ誰も考えていない、変わったことが出来ないかとさんざん遊びまくっていました。

使い勝手の良さから応用例の多いICでありますが、AM系変調回路はあってもFM変調回路としての製作例はありません。ならば自作FMリグに発展させるのを念頭に、アナログ位相変調回路にトライしてみます。

DSB変調回路はすでに実験済みですので、その発展形として左図のようにLC移相回路を追加し、「アームストロング位相変調回路もどき」が出来ないか考察してみました。
動作概念をざっくり言うと、IC内部で生成したDSB変調出力(ピンク色のライン)と、外部のL1とC1を通過して移相した搬送波(緑色のライン)とを合成することによってPM波(青色のライン)が得られるのではないかと考えました。


​アームストロング位相変調回路については、参考となる資料が乏しく、想像と試行錯誤の世界でしたが、逓倍回路を付け加えて、水晶式QRP144MHz帯FM送信機に仕上げてみたのが左記の回路図です(​クリックで拡大​)






​基板を起こしてパーツを組み上げたのが(写真左)です。中央の黄色いシールを貼ったインダクタがL1、その近くのトリマーコンデンサーがC1です。位相変移のかかり方はこのCの値を微調整します。ただ、このICを使う上で必ずついて回る「クランピングダイオード」の影響は避けられませんので、考慮の上で動作させる必要があります。
マイクアンプは同じくFMラジオ用のTA7061APです。リミッターレベルとマイクゲインの双方をうまく調整しないと了解度が悪かったり、帯域幅が広がったキタナイ電波になってしまいます・・
この回路で最終的に0.1W程度の出力が得られました。QRP機と考えれば妥当な出力と思いますけど、ファイナルが2逓倍回路ではマズいですから、さらにもうひと工夫して、保証認定を得るまで持っていきたいと考えているところです。

参考文献
(1)上級ハムになる本 大塚 政量 (著)
(2)ウエブサイト ​日立評論「VHF-FM用位相変調方式に就いて」1953年





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最終更新日  2020.08.22 23:31:13
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