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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2019年02月17日
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エンドール地方にやってきたあたし達は祠から道なりに南下しつつ進んでたんだけどね?
 じきにあたし達の目の前に大きな城下町が目に入ってきた。





 「きた!来たわよ!エンドール!!」
 「店の多さから見てもこの国がサントハイムとはくらべものにならないくらいに栄えていることがわかります。流石はエンドール」
 「そうね、同じ城下町でもサランとはサランとは建物の多さも人の多さも段違いね!!凄いわ、びっくりしちゃう」
 城下町の時点でサランと比較するのもおこがましいレベルで本当栄えてるわね……
 初めて見る自国以外の城下町、しかもそれが世界有数の大国にして、あたしのサントハイムとも古くから親交のあるエンドール。
 そんなのテンションが上がらないはずがないわけで。
 テンション高く色々な店々を回ろうと思ったんだけどね?
 「姫様!他国の国に来たのですから、まずは王に会ってご挨拶をなさいませ。それが礼儀というものですぞ」
 ブライの一言で一気にテンション下がったわ……
 なんかもうお店を見て回るとかカジノを堪能するとかどうでもよくなってきたわ。
 「はいはい、わかってますよ」
 と、いうわけで、あたし達はまずは一直線にお城に伸びる道を進んでみた。





 お城の門の前に大きな立て看板。
 そこにはでかでかと【武術大会開催中!!参加者随時募集中】と書かれたポスターが貼られていた。
 さっきのブライの一言で下がったテンションがまた上がってきたわ。
 そうよ、あたしはエンドールに挨拶するためだけに来たわけじゃないもの。これに参加する為に来たんだもの。挨拶もそこそこに参加しなきゃね。
 立て看板から奥に行くと、そこには門番さんの姿。
 「そなたらは武術大会の参加者か?」
 「そうよ、あたしは今行われてるこの武術大会に参加しに来たの」
 「そうか、ならば門をくぐり左右の小さな扉から中に入るが良い」
 「こりゃ、姫様!まずは王に挨拶が先だと先ほど言ったばかりではないですか」
 「あぁ、もぉ。わかってるわよ」
 「すみませんな、こちらのお方はサントハイムの姫君でワシ達はその付き添いでしてな。武術大会に参加する前にちと王に挨拶をしたいのじゃが」
 そう言いながらブライはサントハイム王家の証であるペンダントを見せた。
 「サントハイムからわざわざご苦労様です!こちらの門を通りそのまま正面の扉から中に入れば謁見の間に続く階段に突き当たります。王はその階段を上がった2階におられます」
 門番に軽く会釈をしてからあたし達は門を潜り、城内へと入って謁見の間まで進んだ。

 第22話 参加したいんだけど! その1.終わり
                 その2.へ続く





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最終更新日  2019年02月17日 12時41分49秒
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