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カテゴリ:ドラゴンクエスト4 導かれし者達
ロザリーさんに教えてもらった魔族の城へと向かうため、ロザリーヒルから南に位置する大陸へとやってきた。
地形的にある程度内陸の辺りまで船で移動出来そうな感じだな。 って、ちょっと待って。なんか視界の奥に何やら不思議な建造物? なんだろう・・・建物ではないよな? 後ろ姿から推測するに何かの像っぽいけど・・・ 「何かしらあれ・・・」 「巨大な像のように見えますが、あれも魔族に関係あるものなのでしょうか?」 「もしかしたら魔族が崇めてる魔人の像かもしれません」 「まさかwそんなはずが・・・ないとは言い切れないですな」 「しかも、あんなど真ん中に道を塞ぐようにあるとは」 「ま、直接目の前まで行ってみてみれば何かわかりますよ」 「それもそうですな。あそこしか道はなさそうですし、行ってみるしかなさそうですからな」 しかし、魔族の城があるというわりには穏やかというか落ち着いた雰囲気の大陸だよなぁ。 なんか俺のイメージとしてはもっとこう、魔族の本拠地がある場所っておどろおどろしい雰囲気が漂う感じになってるんだけど。そういうのはなさそう。 むしろ緑豊かだし、荒れ果てた様子もこっからだと見当たらない穏やかそうな雰囲気。 本当にこんな大陸に魔族の拠点である城があるのか疑わしい感じ。 しかし、あのロザリーさんが嘘を言うわけないだろう。 そもそも俺達に嘘を言って何の得があるわけでもないだろうし。 まずは陸地に接地するまで、行けるとこまで入り江を進んでると不思議な光景が目に入ってきたんだ。 両側の陸地には家が立ち並ぶのが見える。 え?ここに人が住んでるの? 「へぇ、船にの乗ったまま村に入れるなんて面白いじゃない」 「ここの人たちは川に橋をかけるっていう発想がないのかしら?いちいち船で川を渡るなんてめんどくさいだけじゃない」 マーニャの言葉には激しく同意しかないw 「村が両岸に分かれてて住んでる人達は不便ではないのでしょうか?」 「こんな場所に村があったとは思いもよりませんでしたな。これは驚きの新発見でござる」 「この大陸に魔物達の拠点があるのは間違いなさそうですね・・・魔物の気配を強く感じます。ですが、そのような場所でもこうして人は住んでいるのですね」 「ふ~む・・・ここの村人は船で両岸を行き来しているようですな」 「見た限りそのようですね。もしかしたら地下に両岸を繋ぐ地下道があるのかもしれませんが」 「まぁ、我らの船とは比べ物にならんチンケな小舟ばかりですがな。フォフォフォ」 自分たちが今移動に使ってる船とこの村で村人が移動に使ってる船とを見比べてそう言いながら笑いを上げたブライをトルネコが目を細め見てたよw 「あぁ~・・・えっと、ブライさん?」 「ん、なんですかな?トルネコ殿」 「いえね、我らの船ではなくて。これ私の船なんですよ、一応言っておきますと」 「さて、村があるというのであれば、丁度良いですし、そこの大きな像の話だったり魔族の城の事を聞いてみましょうか」 「そうですね、そうしましょう」 と、いうわけで。俺達は船を降りて村の人たちに話を聞くことにした。 第99話 こんな場所に町? その1.終わり その2.へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月29日 04時29分04秒
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