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カテゴリ:今日の言葉
人の持ち味 「一を聞いて十を知る」というような人ばかりがそろえば、なにごとも、とんとん拍子に運ぶだろうと考えがちです。ところが、そうした目から鼻へ抜けるような人というのは、先が見えすぎて、とかく次々と目移りしたり、人の言葉に耳を貸すことができずに我流を押し通したりしがちで、そのために組織を乱すようなことになりかねない欠点も持っているわけです。 反対に、十聞かされても一つか二つしかできないというような人を見ていると、じれったくなるのですが、そういう人が、じっくりと一つのことに取り組んで、大きな仕事を成し遂げることがあります。とりわけ宗教教団では、そうした持続力こそ貴重です。どちらがすぐれていて、どちらが劣っているなどと決めつけられないのです。 堅固な城の石垣は、丸い石、四角な石、三角の石がきっちりと組み合わされ、積み上げられて、びくともしないものになっているのだといいます。それと同じで、それぞれ特徴を具えた人が一つに結束してそれぞれの力を出しきれるかどうか。そこが組織の決め手です。 庭野日敬著『開祖随感』より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.27 06:48:11
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