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HOME > 今日のことば 10/13 Tue 仏さまが一緒の大安心大学を卒業したのに、まだ依然として親がかりという青年が増えていると聞きます。親というものは、子どもがいくつになっても危っかしくて、できれば、いつも子どもについていて危ない目に遭わせたくないと願うものです。しかし、それではいつまでたっても子どもの自立心が育ちません。 拒食症や過食症、家庭内暴力、不登校などで苦しんでいる若者たちと取り組んでいる精神科医の斎藤学さんは、その症状の奥に対人障害があり、さらに家族の問題があると言います。 大切なのは、まず「独りでいる能力」を育てることで、それは母親が赤ん坊をしっかり抱きしめる腕の中で芽生え、成長に応じて、ひざの上、部屋の中、家の中、そして外へと、一人でいられる範囲を広げていくことによって育っていくのだというのです。その段階を踏むことで、子どもは、どこにいても母親と一緒だという安心感を持って、人と協調していけるようになるのだといいます。これを信仰的に言えば、「いつも仏さまが一緒」の大安心と言えるのではないでしょうか。 親子の絆も、成長に応じてだんだんにゆるめていく知恵が伴わないと、愛情が逆に子どもの足かせになりかねません。 庭野日敬著『開祖随感』より
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Last updated
2015.10.13 06:16:37
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