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カテゴリ:今日の言葉
HOME > 今日のことば 10/16 Fri 両立させる智慧 教会によっては、お役をしてくださる人たちの人間関係がぎくしゃくしてしまっているところが、ときどきあります。そういうところに赴任する教会長さんに、私はいつも「仏法の法則によれば争いなど起こることはないのだという信念を、しっかり持ってください」とお願いするのです。 こっちの人の言い分、あっちの人の言い分を聞きすぎると、心が揺れ動いてしまいます。ですから、どっちがよくてどっちが悪いといった判断は一切抜きにして、「ご法では、こう教えているのですよ」と説いてあげればいいのです。仏教の教えの基本に戻れば、相手だけが間違っていて、自分はぜったいに正しいというようなことがあるわけがない、と分かってきます。 お釈迦さまの教えは、どちらが正しくてどちらが間違いだなどと裁くものではありません。ご法の基本をしっかりと示してあげると、自分の言い分に固執していた人たちが、どちらも自分の足りなさに気づいてくれるのです。 正見を妨げる元凶は、先入観や固定観念です。それを捨てて仏さまの智慧に直入するのが柔軟(にゅうなん)心です。仏さまの教えは、あくまでもすべての人を救うためのものなのです。 庭野日敬著『開祖随感』より
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Last updated
2015.10.16 20:23:22
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