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カテゴリ:21くらし
今年の梅雨は例年に比べ早く明けそうではありますが、すでに6月末なのに「暑い日々」が続いています。電力の需給調整も連日言われ始めた昨今ですが、もうすでに暑さ対策として「エアコン」は必須となってきました。何気なく「エアコンの操作リモコン」を見ながら、ふと感じたのは「冷房」と「除湿」があり、その違いは何なのか、どちらが電力の消費が少なくて済むのかなどよくわからなかったので調べてみました。 (自宅エアコン、撮影筆者) 出典:EverGreen <冷房と除湿の違い> >暑い部屋を涼しくする機能には「除湿」と「冷房」があります。簡単に言えば、「除湿」の目的は、「湿度」を下げることです。その名の通り、ジメジメした室内から水分を取り除いてくれる機能です。一方、「冷房」は「温度」を下げることが目的の機能になっています。温かい空気を部屋から出して、冷えた空気を部屋に入れることで室内を涼しくします。 同じように感じる「冷房」と「除湿」ですが、このように下げる対象が異なるのです。 <一般的な「除湿」のタイプ> 最近のエアコンでは、最も快適と思われるのは「再熱除湿」のようですが、その欠点とされていた「消費電力」についても新しい各社のモデルではかなりの「省電力」となっているようです。(インターネット調べ) 1.「弱冷房除湿」 弱冷房除湿は、温度を一度下げてから水分を排出し、乾いた空気をそのまま部屋に戻す仕組みになっています。空気を冷やしながら除湿するため、少し肌寒く感じることがあるのが特徴です。 2.「再熱除湿」 再熱除湿は、湿気を取り除くために下げた温度を、もう一度温め直して部屋に戻します。そのため、部屋を冷やすことなく除湿できるというところが、弱冷房除湿との大きな違いです。 ところが、「自分のエアコンはどっちのタイプ?」か見極めようとすると、メーカーのホームページや取扱説明書で確認することができるようですが、私の家の取説では「弱冷房除湿」か「再熱除湿」かまたは「その他」か見分け方はスペックにみつけることはできませんでした。 (自宅のTANITAの温湿度計、撮影筆者) <エアコンの電気代> 除湿や冷房で夏に大活躍するエアコンですが、やはりある期間、長時間エアコンを使いますので、実際電気代が気になってきます。 >[電気代の計算方法] 消費電力(kW)×1kWhあたりの電気代単価=1時間あたりの電気代 わが家のエアコンで見てみると、暖房は冷房よりもやや消費電力は高めですが、ほぼ消費電力が800Wのエアコンでした。別途でも電気料金については800Wが計算されていましたので、その前提で1ヵ月でどれくらいの電気代がかかるのか見てみます。 電気代単価は電力会社や契約プランによって異なりますが、ここでは主要電力会社10社の平均値である27円を使うと、0.8kW × 27円/kWh = 21.6円/h、たとえば、1日に9時間、1ヵ月に30日使用した場合は1ヶ月に5,832円かかるという計算になりました。(出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会)
<冷房・弱冷房除湿・再熱除湿で最も電気代が高いのは?> 冷房と弱冷房除湿、再熱除湿を電気代で比較した場合、一般的に最も安いのは弱冷房除湿で、最も高いのは再熱除湿のようです。 >電気代の順番としてみてみると、[弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿]の通りとなります。 先ほど触れたとおり、再熱除湿は除湿をするために一度下げた温度を温め直しているため、消費電力が多くなります。その分、他の機能と比べて電気代が高くなるのです。 除湿と冷房は気温や湿度に合わせて使い分けるのがベストで、電気代を一番安く抑えられるのは弱冷房除湿ということがわかりました。 確かに電気代の観点から見ると弱冷房除湿は魅力的ですが、弱冷房除湿は湿度だけでなく、部屋の温度も下がるのが特徴です。温度が下がりすぎると体を冷やして体調を崩してしまうかもしれません。また、弱冷房除湿の主な目的はあくまで「湿度を下げること」なので、気温が非常に高い夏であれば冷房の方が効率よく温度を下げられます。 前段でも触れましたが、どうも最近では、エアコン各社は快適ではある「再熱除湿」=「高い電力料金」のところに焦点をあて、「冷房」よりも省電力の「再熱除湿」のタイプでより省電力な「除湿冷房」(ダイキン)などの商品が出ているようです。、エアコン購入の際にはご確認いただけると良いかと思います。 <一般的なエアコンの電気代を抑える方法> >世の中でいわれている「エアコンの電気代を抑える方法」を4つご紹介します。 1. 風量は自動運転にする エアコンの電気代を抑えたいなら、風量を自動運転にするのがおすすめです。 2. 1時間以内の外出ならつけっぱなしにする 1時間程度の外出であれば、エアコンをつけたままにした方が電気代が安くなります。エアコンは外気温と設定温度の差が大きくなるほど、電力を多く消費します。夏にエアコンを切ると室温が高くなるため、再度エアコンの電源を入れたときに大きな消費電力が必要になるのです。こまめにオンオフをすると電気代が高くなる原因になるので、ちょっとした外出の場合は、エアコンを付けっぱなしにすることをおすすめします。 3. 室内機のフィルターをキレイに保つ エアコンのフィルターにゴミやホコリが溜まると、運転効率が低下して余計な電力がかかります。消費電力が増えれば、もちろん電気代も高くなります。 4. 室外機も忘れずに掃除する エアコンの室外機は、室内の空気を外に出したり、逆に空気を室内に取り入れるためのものです。室外機も室内機のフィルターと同じように、ゴミやホコリが溜まると運転効率が低下します。余計な電力を使わないようにするために、適度に掃除をするようにしましょう。また、室外機の周りの温度が高くなると、エアコンの効きが悪くなることがあります。日光が当たらない場所に設置したり、周りに物を置かないようにするなど、室外機の温度にも注意してください。
~あとがき~
最近はエアコンの利用時間がながくなってきました。個人的に「暑がりで寒がり」な感じがしますが、これは加齢のせいで室内外の温度の調整がうまくいかないせいかもしれませんが。今回のテーマは、最近エアコンを使っていて、どうもなかなか快適な温度を創り出すことができないでいました。湿度、温度が高いので「冷房」「除湿」にすると温度、湿度も、ちょうどいい温度を超えて設定温度から数度下がってかえって寒さを感じます。そこで快適な設定はどうしたらよいか、しかも電気料金も少なくて済む方法はどうすればよいかと調べてみた次第です。現状の結論(ダイキン)では風向き、風量などの設定をあわせ、「除湿冷房」を選択することと「一般的な電気代を抑える方法」にて対応してみようと考えています。エアコンの電気料金としては、プラス6000円(1台/一日8時間程度の利用)程度は必要になってくるのは覚悟しないといけないかもと思っています。(電力料金が値上がりするともっと負担は大きくなりますので、頭の痛いところです。以上
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