未公開映画を観るTV 8月19日再放送
11月の感謝祭からクリスマスの1ヶ月間、アメリカ人は物を買いまくる。恋人へ子供へのプレゼント夫婦で贈り物の交換そして自分へのご褒美に。微笑ましいことだが問題も数々。カード破産者多数続出。大量消費のゴミ。日本も似たようなもんだ。何故キリストの誕生日に買い物? 約100年前メイシーズ百貨店が仕掛けた戦略。そしてサンタクロースの赤と白の衣装はコカコーラのロゴマークが由来だとか。ウォルマートやトイザラスの前で「買うな!」と叫ぶ買い物やめろ教会の牧師ビリー。クリスマスの真の意味を問いかける。ウォルマートが来た地域の商店街は枯れる。枯葉剤のようなもの。市場原理といってしまえばそれまでだが。安いモノを作っている地球の裏では劣悪な環境での労働という現実。バングラデシュでは13歳の少女が製縫工場で1日おきに朝3時まで働く。時給7セントで拘束時間は19時間半。まさに現代の奴隷。遂にビリーは夢の国ディズニーランドでも叫ぶ。おとぎの国ディズニーランド。すべてが輝き美しい。そこに時間は存在しない。過去に戻る人もいれば未来に飛ぶ人も。だが現実はない。訪れた人々はオズの魔法使いを探す。しかしやがて会えないとわかる。現代社会の象徴。贈り物がないと盛り上がらないか? 派手にしないと満足できないか? そんなアメリカでも昔は、クリスマスの日に父親が買ってきたオレンジやリンゴ、アメ玉で充分満足し楽しかったそうだ。それでいい。
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