お休み處　　桐風庵

未公開映画を観るＴＶ　２月２４日再放送　TOKYO MX

アメリカ南部テネシー州、人口１６００人の小さな町ホウィットウェル。南部といえば白人至上主義が今も罷り通る土地柄。このような田舎の中学校で人種や宗教について学ぶため行われたのがホロコーストの授業。殺されたユダヤ人の数は６００万人。６００万人といってもピンとこない。数を実感するため生徒たちは６００万のクリップを集めることにした。ところが思うように集まらない。計画は困難を窮めた。そんな中、このプロジェクトに感銘を受けたドイツ人ジャーナリストの書いた記事が新聞に掲載され、テレビで報道されたことからプロジェクトの輪がアメリカじゅうへと拡がっていった。クリップは６週間で２４００万個も集まる。そしてホロコーストから生還した人たちと交流。生の声の授業となった。さらに、かつてユダヤ人を運んだ貨車を建物にして記念館が完成。この小さな町の名所となる・・・。これまでの歴史で何度も人が人を迫害してきた。これからも差別の相手を変えて迫害や虐殺は行われるかもしれない。結局は個々人の意識なのだ。悪い風潮は悪いものとして、流されることなく、しっかりとした意識を持ち続けなければならないだろう。

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