|
テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:オーディオ
電源回路の出力に鋸歯状っぽい波形が出ている原因は、負荷になっているアンプ回路のせいかもと思い、擬似負荷(9.75Kオームの抵抗)に切り替えましたが、同様の波形が出ています。(下図)
50mV/DIV 20mS/DIV さて、アンプ回路のせいではないと分かったので、電源回路に焦点を絞って見直してみました。 R1を小さくすることによってノイズが無くなるのは分かっているので、ノイズの原因はゼナーダイオードへの電流が少ないためと考えていいかと思います。 ↑クリックすると拡大します。 そこでR1とパラに定電流ダイオード(2mA)を入れてみました。2mAとしたのは1.5mA以上でゼナーダイオード自身の出すノイズが小さくなることが分かっているからです。 出力のリップルが3mVp-pぐらいに増えますが、鋸歯状ノイズは無くなりました。ノイズを聞く回路で聞いてもハムしか聞こえません。 定電流ダイオードを使えば、整流後の大きなリップル電圧でもゼナーダイオードの電圧が安定すると考えたのは甘かったです。^^; そうと分かれば高価な定電流ダイオードを使うのはもったいないので、通常の抵抗器でゼナーダイオードへの電流を増やし、増えたリップルはCRフィルタで抑えることにしました。 電源電圧の変動による出力電圧の変動は約4mVp-pで、リップル電圧は1mVp-p以下となりました。もちろんノイズを聞いても何も聞こえなくなりました。^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.20 01:27:49
コメント(0) | コメントを書く
[オーディオ] カテゴリの最新記事
|