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2017年02月21日
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カテゴリ:本に親しむ
やはり、クローズアップ現代を降板したのが気になっている。世間ではいろいろなうわさが流れているが、真相を知るには自身の目で耳で本人の
発言を聞くこと。 時期よく、格好の本が出版されていたので、早速開いてみた。

 以下、目次

 第1章 ハルバースタムの警告
 第2章 自分へのリベンジ
 第3章 クローズアップ現代
 第4章 キャスターの役割
 第5章 試写という戦場
 第6章 前説とゲストトーク
 第7章 インタビューの仕事
 第8章 問い続けること
 第9章 失った信頼
 第10章 変わりゆく時代の中で
 終 章 クローズアップ現代の23年を終えて

 普段、本を読むときはマーカーで印しながら読む。線を引いて、線だけで物足りないところはグリグリとアナログ的な丸を書く、より深ければよりグリグリグリと色濃く印をする、見慣れない言葉やキーワード的なものも印を、あとから見直すと、読んだ中での感銘度や興味の度合いが、印のつき方で優先順位がついてすぐにわかるというもの。今回はあちこちにたくさんの印が、どれをピックアップしようか、、、

 いくつかを本文から以下“”部、引用抜粋、

 “クローズアップ現代のキャスターを23年間続けてきて、私はテレビの報道番組で伝えることの難しさを日々実感してきた。
 その難しさを語るには、これまで私が様々な局面で感じてきた、テレビ報道の持つ危うさというものを語る必要がある。
 その「危うさ」を整理してみると、次の三つになる。
 ① 「事実の豊かさを、そぎ落としてしまう」という危うさ
 ② 「視聴者に感情の共有化、一体化を促してしまう」という危うさ
 ③ 「視聴者の情緒や人々の風向きに、テレビの側が寄り添ってしまう」という危うさ
 キャスターとして視聴者にいかに伝えるかは、この三つの危うさからどう逃れうるかにかかっている。”
  
 “日本のなかには、多数意見と異なるものへの反発や、多数意見への同意、あるいは同調を促す雰囲気のようなもの、いわゆる「同調圧力」と呼ばれる空気のようなものがある。以前、作家の村上龍さんとの対談で村上さんが、「日本は自信を失いかけているときに、より一体感を欲する。それは非常に危険だ」と話していたのを思い出す。流れに逆らうことなく多数に同調しなさい、同調するのが当たり前といった同調圧力は、日本では様々な場面で登場してくる。ここ数年は、その圧力が高まっているとさえ感じる。”
  
 “その底には、共通するものを感じる。報道番組の中に持ち込まれている、わかりやすさの要請、その行き着く先として、目立つもの、面白さを追
い求める風潮に流されてしまっているのではないだろうか。”
  
 “最終回のゲストとなった柳田邦男さんは、前日から伝えたいメッセージを考え、放送当日の午後三時過ぎに、4枚の手書きのファックスを送っ
てこられた。そのなかに、「危機的な日本の中で生きる若者たちに八ヶ条」が書かれていた。
  ‥‥ここで全八ヶ条を伝えたいと思う。
 1.自分で考える習慣をつける。立ち止まって考える時間を持つ。感情に流されずに論理的に考える力をつける。
 2.政治問題、社会問題に関する情報(報道)の根底にある問題を読み解く力をつける
 3.他者の心情や考えを理解するように努める。 
 4.多様な考えがあることを知る
 5.適切な表現を身につける。自分の考えを他者に正確に理解してもらう努力。
 6.小さなことでも自分から行動を起こし、いろいろな人に会うことが自分の内面を耕し、人生を豊かにする最善の道であることを心得、実践す
る。特にボランティア活動など、他者のためになることを実践する。社会の隠された底辺の現実が見えてくる。
 7.現場、現実、現人間(経験者、関係者)こそ自分の思考力を活性化する最高の教科書であることを胸に刻み、自分の足でそれらにアクセスす
ることを心掛ける。
 8.失敗や壁にぶつかって失望しても絶望することもなく、自分の考えを大切にして地道に行動を続ける。”
     
   
 テレビの持つ問題点とは? 日常生活の中で外せないテレビというツールに、どう接して、どう向き合えば良いのか、テレビの奥を覗いて、テレ
ビを見る、テレビに向かう時の心の構え方をあらためて思い知る。

 日本だけで育った日本人とはちょっと違う、帰国子女の持つ視点も日本の空気を客観的に見る上でとても参考になる。

 そして、最近の空気の変容も、、、、、

 生真面目でフェアな方が綴った真摯な問いかけを含んだ内容、著者渾身の一冊、とても中身が濃い本でありお薦めの本!



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最終更新日  2017年02月21日 21時58分18秒
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