カテゴリ:人生・教訓!
今日、取引先で偶然に思わぬ人に会いました。
その人は、私が独立する前在籍していた会社の先輩です。 会った瞬間にやつれてるな、と思えるほど年より老けて見えました。 この先輩からは、私が独立した時、陰湿なイジメ遭いました。 口癖のように辞めたいと言っていたその人を尻目に、さっさと私が辞めて独立したことが、気に入らなかったようでした。 嫉妬のようなものかもしれません。 資金がなく、取り敢えず辞めた会社からしか商品を買えなかったので、見事にそこを衝かれました(笑)。 当時は、この男いつか復讐してやるなどとバカなことを考えたりしていましたが、自然と疎遠になり、そんな気持ちは全く忘れていました。 その後その会社は倒産し、福岡の出先だけは、支援する会社があり残ったのですが、そこを何と言うことか、今度リストラにあったと言うではないですか。 以前日記にも書きましたが、社長をしていたかつての上司は、支援先から会社を追われ、今度はこの先輩がリストラです。 おまけに34年間在籍し、一度は倒産したのですから当たり前とは言え退職金はゼロ。 そして、今日初めて聞いたのですが、以前から身体が弱かったお嬢さんが、2年程前から容態が悪化し、寝たきりになってしまったとか。 もう既に50代後半、なんと言葉を掛けていいか分かりませんでした。 取引先の応接室の中には、私とその先輩とそしてもう一人、取引先の取締役。 その取締役は、20代半ばから先輩がリストラにあった会社で同じ釜の飯を食った間柄です。 私は一緒に仕事をしたことはありませんが、私の先輩ということにもなります。 この人は、30代で辞めて次の会社が倒産、その後この取引先に就職して、頑張って今や取締役にまでなっています。 実は、リストラにあった先輩は、この取引先に転職の話が、私が辞める直前にあったのです。 私や同僚達は『辞めて直ぐ行った方がいい』と言っていたのですが、迷ったあげく断念されました。 この時にその話のお世話をしていたのが、この取締役です。 それから10年以上経って、片や取締役、片やリストラになっているのですから、人生の皮肉としか言いようがありません。 三人で話している時、お嬢さんの話になり、ハンカチで目を押さえられた時は、私も目頭が熱くなってしまいました。 「鍛冶屋君雇ってくれよ」と冗談とも本気ともつかない表情で言われたのですが、残念ながら今の私にはその力はありません。 取引先の取締役は、同年代で若い頃からの知り合いという事で心配されていましたので、「どんな仕事でもやる覚悟があるなら社長に相談してみる」と言われていました。 なんとかこの会社が雇ってくれるのを祈るのみです。 人の人生というのは、その時の決断のタイミングによって大きく左右してしまうようです。 このタイミングを計るのは、かなり難しいことです。 しかし、もう過ぎたことを言っても仕方ありません。 過去を踏み台にして、未来へ繋げればいいのです。 先輩も必ずや元気に復活されるはずです。 私も過去を踏み台にして、未来へ繋げましょう!。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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