かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

かめおかゆみこの完全日刊メルマガ
「今日のフォーカスチェンジ」は、
２０１５年１１月１日で、１２周年を迎えます。

これまで、ただの一日も休むことなく、毎日毎日、発信をつづけ、
２０１５年１１月１日には、４３８３号をむかえる予定です。

１２周年企画として、毎日１号ずつ、
１１月１日発行のメルマガを、再掲載していきます。


という予定で、本日まで、１日１号、ご紹介してきましたが、
実は、明日が、１２周年なのに、
昨日の時点で、２０１１年までしかご紹介ができていません。

がーん。計算をまちがいました。(計算以前のレベル)

本日、３年ぶん一気にご紹介します。


　　　２００３年１１月１日（創刊号)　「できたこと」を数えてみる。
　　　２００４年１１月１日　解放してあげなさい。
　　　２００５年１１月１日　自分を信じれば、うまくいきます。
　　　２００６年１１月１日　喜びなさい。
　　　２００７年１１月１日　変なおとな
　　　２００８年１１月１日　「自分で選んでいるか」
　　　２００９年１１月１日　「とんぼの時間」
　　　２０１０年１１月１日　８年目の∞（無限大）
　　　２０１１年１１月１日　二つのこと
　　　２０１２年１１月１日　かけてしまったサングラス
　　　２０１３年１１月１日　私たちのいのちの時間

というわけで、本日、ラスト第３弾。

通年では、その第１２弾。２０１４年１１月１日のご紹介です。


今日のフォーカスチェンジ２０１４１１０１

愛の奇跡

講座やワーク、あるいは
セッションをするうち、

はたと、あることに、
気がついた。

多くのひとは、自分以外
の誰かに、共感して
もらいたがっている。

私の気持ちをわかって。
私の気持ちをみとめて。
…というふうに。


まあ、これは、かつて、
私自身もそうだったわけ
で、そのことを、批判し
ているわけではない。

でも、「共感」と言い
ながら、多くの場合、

実際にもとめているの
は、「同感」のような
気がする。

私と同じ気持ちになっ
て、ということだ。


そして、しばしば、
ケア職にいるひとでさえ
も、このワナにはまる。

相手の話を聴きながら、
一緒に苦しんだり、落ち
こんだりしてしまうのだ。

これは、実にアブナイ。

おぼれているひとのとこ
ろに飛びこんで、一緒に
おぼれるようなものだ。

「あなたの気持ち、よく
　わかるわ。ブクブク」
という状態である。汗


ひとはちがう。
当たり前に、ちがう。

そして、ちがうから、
人類は、生命を維持する
ことができた。

ひとつの事実にたいし
て、全員が、常に同じ
方向を向いていたら、

どこかの時点で、絶滅し
ていたはずだからだ。


ちがいは、愛なのだ。
ＤＮＡレベルの愛なのだ。

…と、あえて、言いきっ
てしまおう。(笑)

愛するがゆえに、ちがう
生きかたを選んだのだ。

愛するがゆえに、ちがう
考え、ちがう嗜好、
ちがう決断をするのだ。


だから、真の共感という
のは、同じ気持ちになる
ことではない。

もちろん、相手にあわせ
て、自分の考えを変える
ことでもない。

ちがうままに、「ああ、
　このひとは、こういう
　気持ちなのだ」と、
受け止めることなのだ。

その考えが、自分と
相いれないとしても、
「このひとは
　こうありたいのだ」
と、みとめることなのだ。


だから、相手と
考えがちがうときには、

ともに、人類の存続の
ために、愛をもって、
生きる同志なのだと、

とっとと、かんちがいし
てしまおう。（*^_^*）

…と言うと、不真面目だ
と、不快に思うひとが
いるかもしれないが、

ひとは、フォーカスした
ことだけ、受け止める
ようにできているから、
かんちがいで充分なのだ。


ちなみに、私の定義で
いうと、「かんちがい」
とは、この世の真理
そのものである。

ひとは、かんちがいと
思いこみと、誤解と
錯覚と妄想に依って、
生きている。

ことばだって、
通じているというかん
ちがいがあるから、

日々、それなりに会話
をかわせるのである。


結論。

ひとはけっして、
同じ世界に生きる
ことはできない。

できていると、
かんちがいすること
は、できるけれども。

そして、かんちがい
していようといまいと、

ちがうままに、
そのちがいをみとめる
ことはできる。

あなたが
人類であるならば、

ＤＮＡレベルの愛を、
身のうちにもっている
はずなのだから！


それは、奇跡なのだ。

ひとだけがなしうる、
愛の奇跡なのだ。


最近、稀代の演出家・
ピーター・ブルックの
ことばに、
ふれる機会があった。

「差は美しさ」

なんと、美しいことば
なのだろう。

これからの時代は、
その差を、ちがいを、

美しいものとして、
受け止めていくのだ。

いとおしみ、いつくしん
で、生きていくのだ。


共感をもとめる、
すべてのひとへ。

どうぞ、積極的に、
かんちがいしてほしい。

(真理を見つめてほしい)

ちがうままに、お互いを
尊重しあえることに、
よろこびを感じてほしい。

（それだけで、
　私たちは、人類の存続
　に、貢献している！）


そして、美しい誤解を、
その胸に抱きしめて、

あなたの人生を、
幸福に生きてほしい。

そう。人類の
ＤＮＡレベルの愛を、
堂々と受け止めて、
わかちあっていくのだ。

この愛の奇跡を、ともに
謳歌して生きていくのだ。

Ｃｏｎｇｒａｔｕｌａｔｉｏｎｓ！


　　　　　　　　　　（以上）


いかがでしたでしょうか？

かんちがん理論（理論っていうほどのことでも
ありませんが)は、このあたりですでに
炸裂していたようですね。(笑)

こうして、１年ずつ振り返ってみるのも、
なかなかいいものですね。(自画自賛)

感想、聴かせていただけるとうれしいです。


そしていよいよ、明日は、メルマガ１２周年。

どうぞお楽しみに