|
テーマ:障害児の親として(1428)
カテゴリ:あいっちのこと
今朝、8時15分。
ぢぶ君がもうそろそろ出勤しようかという時。 あいっちの部屋からものすごい悲鳴が聞こえた。 「発作!?」かと思い慌ててあいっちの所に行った。 発作ではなかった。 でも、声を出せないくらい辛そうにしているあいっち。 あいっちの体の様子を見てみると人指し指に『くっきり』と噛んだあとが。 少し経って、痛みがちょっと和らいだようで声が出るようになり、オイオイと泣いたあいっち。 ぢぶ君も黙ってその様子を見ていた。 先日も書いたが、あいっちにはまだ原始反射が残っている。 そして、あいっちは自分の思うように体はほとんど動かせない。 寝ている時は緊張が強くならないように体を横向きに丸くさせている。 唾液で誤嚥しないように顔も横向きにしている。 あいっちは目が覚めて少~しもぞもぞと動いたんだろう(数センチ)。 そして口元にきた自分の指をチュッチュッと嘗めているうちに噛んでしまったんだ。 これからお仕事に行くぢぶ君に「んも~あいっちったら、自分の指も分らないのね~」と明るく言ったえりんぽ。 ぢぶ君も「まったくだ~」と答えてくれて、二人で少し笑った。 でも... ちょっぴり切なかった。 きっと、ぢぶ君も同じだと思う。 それでも、二人で笑った...。 同じ年頃の子供とほとんど接触がないえりんぽは、あいっちとの成長の差で凹むのは本当に少なくなった。 成長の差がこうも開くと比べる事もない。 第一、寝たきりのあいっちと立っている子供の大きさが比較できないから、同じくらいの歳であろう子を見たとしても、「あ~、あいっちと同じくらいかな?」とも分らなくなったし。 でも、今朝みたいな場面はちょっと切ない。 自分の指も認識できていない事がはっきり分るもんね。 去年の夏もあいっちのおでこを蠅が歩いていた時に同じ気持ちになった。 「そっか~自分のおでこの蠅も払えないのね~」なんて、思った。 いや、あいっちの体や成長からすればどちらも仕方ないことなのだ。 ただ、改めてはっきりと見るとな~んとも言えない気持ちになる。 まあ、仕方ないことだから、再発防止に努めるだけですな^^; 去年の蠅は、かなっちの逆鱗にふれて退治されたしね。 まだ寝ているあいっち。 あいっちが起きたらミルクを飲ませなきゃ。 「自分の指は美味しくないぞ~」と言って笑おうっと。 笑う角には福きたるっていうしね^^! かなっちが学校から帰ってきて、この「指噛み事件」を報告したら、ものすご~く怒られるな(汗)。 「ちゃんと、あいっちを見てください!」って激怒するだろう^^; その時だけは笑わないでおこう...。 笑ってしまって、蠅のように退治されたら大変だし~(爆)。 ちょっぴり切ない気分を飛ばして、指を噛まない対策でも考えようっと♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.23 11:51:26
|