|
カテゴリ:えりんぽの思い
毒抜きと言っても、体の毒素を出すわけではありません。
最近、ちょびっとお疲れ気味。 もちろんお楽しみを控え、精神的には悪い状況ではない。 ただ、前にある人から話された内容が、どうにもひっかかり化膿してるのかもしれない。 だから、ちょっくらここで毒抜きをしようと思う。 それは2ヶ月くらい前のこと。 とある集まりに参加したえりんぽファミリー。 そこで、障害福祉のコーディネーターさんと話す時間があった。 以下、コーさんと呼ぼうか。 自由に談笑の時間が設けられていた。 コーさんが、ぢぶ君とえりんぽの所に話し掛けてきた。 些細な話から、GWに旅行した話になったのだ。 なんとなく、えりんぽは居心地が悪く、「ぢぶ君、後は任せた!」とばかりに、その場をフラーッと離れた。 「旅行に行かれるなんてえらいわ」 「それも都会に行くなんて、すごいわ」 「荷物も多いでしょうに、えらいわ」 「チャレンジ精神が素晴らしい」 「その頑張りをぜひとも続けて、広げて欲しい」 などなど。 多くの褒め言葉(?)をいただき、それはまぁ絶賛されたものだ。 なんちゅうか、それが居心地が悪い素だったのだけど。 なんか歯がグラグラしそうな感じ(苦笑)で、「すいませ~ん」と笑顔で、あいっちをあやすふりを装いながら離れた・・・っていうか退散したのだ。 お褒めの言葉をいただき、居心地が悪く退散。 失礼なヤツかもしれないな。大人気なくてすまぬ。 えりんぽは、褒められるということに慣れてないせいもあるかもしれないけど。 なんか、こう、あの場での言葉は褒められている実感もなく、苦痛だったのだ。 その後、談笑時間が終わり、コーさんが一同にむけてお話をした。 その挨拶の中で、コーさんはこう言った。 「今さっき、若いご家族とお話をしました。若いパパさんとママさんはGWに●●へ旅行したそうです。素晴らしいチャレンジ精神です。世の中にはこのような子(障がい児)がいるということを広められています。いろんな悔しい思いをすることもあるでしょうが、みんなのためにぜひともこれからも実践されて欲しいです」と。 *注・若いというのは参加者の年齢層が高めだったためです(笑)* 最初は、その話がえりんぽ家族のことを言っているとは思わなかった。 まわりがどう思うのかは知らないけど、えりんぽにとっては、わざわざ取り上げてもらうようなことでは無かったし。 なんだか、サーッと気持ちが冷めていく感じというか。 そのコーさんと、同意見の人もいるだろうし、そう言われて嬉しい人もいるだろう。 それを分かったうえで、えらそうなことを言って申し訳ないのだが。 はっきり言えば、我が家にとってその話は、めちゃくちゃ見当はずれなのだ。 えりんぽが旅行に行くのは、「楽しみたいから」。 その一言に尽きる。 普段、我慢させることの多いかなっちへのご褒美であり、かなっち&あいっちに楽しんで欲しいからであり、家族の思い出が欲しいから。 そして、もちろんえりんぽも楽しむ^^v それだけのことなのだ。 あいっちと一緒だから、荷物は大量になる。 それも、あいっちと安心して楽しむためであって、我が家では当たり前のこと。 都会へ行ったのも、かなっちの希望であり、えりんぽも会いたいお友達がいたからのこと。 そこに、あれほどまで絶賛される理由はあるかな? 確かに荷造りだって、移動だって大変なことは多い。 その日へむけての体調管理、どれひとつとっても大変なことは多いだろう。 でも、それは楽しむためのことであり、それも楽しみのひとつであるのだ。 悔しい想いをすることもある。 これは、まぁね、かなり凹んだり煮えたりするのは事実だし、無いに越したことはないんだけども。 温かい出会いもあり、辛い時は辛さが占めるけど、いろんな事を考えられたりもするのだ。 はっきりと言えることがある。 今でこそ、地元でも当たり前のように、フラフラ行けるようになったが。 周りの目が気になって仕方なかったころは、決してそうじゃ無かった。 コーさんは、人の多い都会へ行ってすごいと言うが。 えりんぽにとって、地元から離れている所を歩くほうが、どれほど気が楽だったことか。 旅先で一度きりの人に言われる&向けられる視線と、生活の場でこの先何度も会うような人に言われる&向けられる視線の違い。 えりんぽには、この二つの違いはものすごく大きかった時期があったのだ。 それをはっきりと自身で認識しているからこそ、コーさんの話は居心地が悪く、的外れに感じたのかもしれない。 ぶっちゃけちぇば・・・。 我が家は歩く啓蒙活動家でもなければ、歩く人権運動家でも無い! あいっちを見て、何かを想ってくれる人が増えればいいなという想いはある。 だからこそ、地元の会合に顔を出したりすることだってある。 けれども。 我が家の旅行は違う、違うのだ。 まずは「楽しい」が来るのだ。家族の楽しみが。 決して、誰かのための旅行なんかじゃ無いんだよ。 これだって、言葉にしたら些細な差かもしれんけど、大きな大きな違いなんだ。 えりんぽは、チャレンジ・挑戦という言葉が大好きだ。 何かするときに一歩が出せない時には、心の中でいつも唱える言葉であるくらいに大好きだ。 だからこそ、コーさんの想いとえりんぽの想いの間にある溝が深まったとも思える。 ふぅぅぅぅ、胸のうちを出してしまいました。 もしも、不快に感じる方々がいたら申し訳ない。 えりんぽは、なんかこうモヤモヤっとしていて、時々フッと思い出しては、うーむと思っていたので、ここで本音トークをさせてもらいました~。 ほら。 お楽しみのイベントを控え、コーさんの話が頭をよぎることも増えていたのです~。 自分の想いをこうしてぶっちゃけたら、スッキリしました。 他の人に同じ事を言われたら、こんなに長いことモヤモヤしなかったかも。 コーさんだからこそ、コーさんが発した言葉だからこそ、素通り出来なかった。 3年前の私が、心の中で「私は違う」って訴えかけてくるような気がしてね。 ・・・と、最後はえりんぽらしくないような、ちびっとおセンチな言葉が出たけれど。 どこが?って突っ込まないでくだされ(笑)。 もうひとつおまけに・・・ 旅行では楽しみが1番だけど、その中でもあいっちのような子を人を知ってもらえれば、それは最高に嬉しいという気持ちがあります。 もちろん、それは、肩に力が入っているような想いではなく、自然についてきてくれたら嬉しいな…というものです。 そんなわけで、あと10回寝たらお楽しみの日でございまする♪ ((o(⌒∇⌒ o)(o ⌒∇⌒)o)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.25 15:39:40
|