テーマ:カウンセラーの独語(339)
カテゴリ:四国八十八ヵ所
民宿さくら 6:00出発
今日は朝食をなしで行くこととして、おにぎりのお接待をしてもらう。ありがたい。 さあ、今日も距離がある。目標は佛木寺と決めていた。予定よりも順調にすすめたので、 結果的には明石寺までいける。 第39番 延光寺(えんこうじ) 中村からここまでは高低差もなく楽しく自転車ですすめることができる。四万十川をわたり、 すすめる。この日は風もなくなんともありがたい。昨日の四万十川はかえる向かい風にあい。 2kmぐらい川沿いの道を通るが進むことができず、2kmが坂道に感じるほどの風でした。自然の力のすごさを学ばせてもらう。 自然を受け入れること第一であきらめるしかないですよね。抵抗すればするほど辛くなる。ただ、自分が抵抗しなければいけないのであれば、抵抗する辛さを受け入れる。そうして生きていくのが全てなんですよね。 「受け入れる=あきらめる=覚悟」であって、案外、あきらめるは悪いことではないようです。 覚悟することで、悟りの心境ってここにあるのでしょうね。 なんて感じながら到着。ここはいまは赤亀寺といい。この境内に鐘をのせた赤い亀の像がある。 朝であったせいもあり、清涼感を感じるお寺とみえる。国道から奥まったところにあるため、このあたりの中心的存在である。海からは遠く、なにをここまで鐘をのせて亀はきたのだろう。なんて思ってしまう。その梵鐘もあるという。なんともすてきな物語。いろいろなお寺に伝説はあるものです。 ただ、不思議なパワーを感じるエリアでありました。 そして、ここで修行の道は終わる。高知県ともおさらばして、愛媛県へむかう。 第40番 観自在寺(かんじざいじ) ここが1番霊場から遠いところである。まだまだ先はながい。ここはわりと大きな町でした。 なにか町に優しさを感じる雰囲気がある町でした。川がながれ、そして、町がある。あるべくして人が住み着いた感じがして、あまり自然と逆らった感じがしないからでしょうか。 ここは宇和島藩の伊達家の祈願所であるお寺でりっぱなお寺でありました。なにか整然としてそこにすべてがある感じで心落ち着くお寺でありました。 ここから次のお寺までは50kmで、この間は、1.7kmのトンネルがある。ここが排ガスで難所になる。 マスクを準備して乗り越えた。ただこの行程でいえることは体が鍛え上げられていたので、わりと難なく宇和島まできたが、そこからの上り坂がつらい。そして、途中、遍路小屋により、ミカンを接待。疲れ果てたとおもったら、すぐ先でのぼり坂が終わっていました。結構、まだかまだか登り坂を苦労しているがいつも休みをいれるとすぐ終わる感じ。 坂でいつも思う。 一番最後の登りつめるときが一番苦しく、そしてたどり着いたときの嬉しさもある。 でも、それって人生そのものですよね。 目標を死と考えるやっぱり人生って苦行なのかも? なんて思った瞬間でした。でも苦しいか楽しいかはそのときのとらえかたである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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