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Mar 15, 2004
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日は何だかお天気がはっきりしなくて、なーんにもやる気がしなくて、家でぼーっとしていたんだけど(そういう日ってあるよね)、ぼーっとしていちゃ勿体無いということで、子供を連れて子供の公園へ行くことに。
実はこの子供専用の公園に行くのは初めて。ちょっと遠い。って言っても1kmくらい離れているのかな? あんまり遠くはないか。場所は住宅街の中。日曜日なので、辺りはしーんと静まり返っている。聞こえるのは、公園で追いかけっこをしてはしゃいでいる2人の子供の声と、足音だけ。
この公園、結構広い。周りは木と柵に囲まれていて、一直線上に小さい子供用ブランコ(座るところが大きくて、横にガードが付いている)がふたつ、何て名前なんだか分からないけど下にバネの付いている車とか馬の形をした乗り物(日本でこれをあんまり見かけた記憶はないけど、イタリアの公園には多い気がする)が3つ、小さい子供用の低い滑り台+お家(階段を上ると細い通路があって、その奥右側に屋根付きのミニお家、左側に滑り台がある)、ちょっと大き目の子供用の普通のブランコ、同じく大き目の子供用の高い滑り台+お家、と遊ぶものがある。でも、それ以外は何にもない。砂場もない。ただただだだっ広い芝生。
子供の公園=砂場をすぐに想像した私は感覚が日本人なのかな? 幼稚園を通り過ぎたときに中を覗くと砂場らしきものがあるんだけど、公園にはないものなんだ、こっちでは。
公園って、昼間は子供が遊んでいるけど、夜暗くなってからはガキが来るもの。悪戯書きをしたい年頃。悪戯書きくらいなら良いけど、暗いところでドラッグやるもの。公園は格好の場所。
この子供用の公園は、きちんと柵があって、門まであって、夜間は鍵がかかっているんだけど、それでも落書きの跡が結構ある。
私が住んでいる今の町は田舎。ここの子供は結構健全らしい。あんまりドラッグをやっている跡がない。ここに引っ越して来る前、たまたま他の街に洋服を買いに行ったとき、ここの町に住んでいるという20歳の店員の女の子が接客してくれて、この町のことを聞いた。そしたら、この町のティーンエイジャーは結構健全なんだって言ってた。実際に引っ越してきてからも、あんまりアホな子供、いかにも中毒者って感じの人はほとんど見たことがない。
前住んでいた町は、中途半端に田舎で、子供たちはドラッグに走ることが多かったみたい。タバコを吸う感覚で。近辺の町でも結構有名な売人が沢山いる町のひとつだったんだって。夫が学校に行っていた頃も、あの町から通って来る人はほとんどドラッグに手を出している人ばかりだったって。ちゃんと頭で分かっているから健全なままでいられる人もいるけど、中にはそれが元で死んだ人も結構いる。今は健全な生活をしている元中毒者も、しばらく見ていれば(元)中毒者だって分かる。やっぱり普通の人と違うんだ。
そういう環境の中で子供を育てるって、あんまり好ましいことじゃない。

さて、ドラッグの話は今回はどうでもいい。公園に行った話を書きたかったんだっけ。
子供を小さい子供用のブランコに乗せて、鎖を両手でしっかり握らせて、子供の身体を軽く押さえながらブランコを揺らしてあげると、喜んで足をバタバタしはじめた。
もうちょっとスピードをつけて揺らすと、「キャ------っ!!!!」と大喜び。ゲラゲラ大声で笑いはじめた。
もっと高く揺らしたら、真っ赤になってゲラゲラ。笑いすぎてヨダレが垂れてる。
周りの人たちが子供に注目。いや、なんせ閑静な住宅街だから、響くんだ。
ちょっと恥ずかしいじゃん、とスピードを弱めると、納得行かないという顔の子供。足をバタバタして、眉をしかめて口をとんがらかして、「ううぅー」って。もっと、だって。
しょうがないなぁ、とまたさっきのように揺らしてあげると、大喜び。
しばらくやっていると、さすがに疲れる。疲れたから止めようとしたら、「ううぅー」って、また!! もうママは疲れたよう。
もう少し頑張ってあげたら、さすがに子供も喜び疲れたみたいで、さっきほど反応が激しくなくなった。
今が止め時かな、とブランコを停めて子供を抱き上げようとすると、「ギャーっ!!」。嫌だって。離れたくないって、鎖をしっかり掴んでいた。
次なる滑り台では、滑るときの顔がたまらなく笑えた。一瞬引き攣った顔するんだ、滑ってるとき。でも、下に着くと嬉しくてゲラゲラ笑って、また滑りたい、って上に登ろうとする。マゾ入ってる?
ミニお家には大満足で、椅子に座って机をバンバン叩いて喜んでいた。
最後にまたお気に入りのブランコに乗せて、もう疲れて駄目ってくらい乗せて、帰ろうとしたら、「ギャーっ!!!!」やっぱり離れたくないってさ。
でももう寒くなってきたから帰ろうと言い聞かせても駄目。気分を変えさせるため、地面に降ろして、両手を持って歩かせる。そしたら歩いているのが嬉しくて、「エヘエへ」って笑いながら歩いている。ブランコのことなんかすっかり忘れてくれた。何かいいな、単純で。
100mくらい歩いて、もう疲れただろうと思って抱き上げると、ヤダ、って抵抗。まだ歩くんだって。結局私は腰を折ったままもうあと100mくらい歩いたんだけど、疲れてしまって・・・無理矢理抱き上げてベビーカーに入れてしまった。子供、ちょっと泣いたけど、ベビーカーをスピードつけて押したら、ちょっと機嫌直してくれた。単純よのう・・・。
ああ、しかし、腰が痛い。こういう時、背が低いママって得かも。私なんて子供を歩かせるのに、腰を曲げるだけじゃなくて膝まで曲げないとならない。そんな格好で歩くのはかなり疲れる。

いっぱい遊んだから、夜はグッスリ。いつもこのくらい遊ばせてあげたいけど、こんな調子では私が持たない・・・。





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最終更新日  Mar 15, 2004 07:30:39 PM
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