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カテゴリ:イタリア生活
先週の週末は気温が上がって、最高気温が26度とかだった。
暖かくて半袖姿で外を歩いた。 山歩きするのに山は寒いなと思って、ジャケットを持って行ったんだけど、出番なし。 月曜日から気温がぐっと下がって、しかも、月曜の夜と火曜日の午後は雨。 湿気が出てきたので余計に寒く感じる。 我が家では、除湿機が大活躍。 ちゃんと除湿しないとね、壁にカビが生えて来るんだ。古い家だから。 昨日は気温がまたぐっと下がって、最高気温が10度。 寒いので、夜、今年初めての暖房をつけた。 我が家の暖房は、暖炉。 薪暖房は、北イタリアで静かなブーム。 薪はガスの暖房よりもずっとお得。節約できる。 ただし、木が多い北、ではの話。 南部に行くと、薪は高価で、暖炉なんてお金持ちの家にあるものなんだって。 でもさ、南部はあんまり寒くないから、暖房なんてあんまりお世話にならないんじゃ? 私の住む土地は、冬が長い。冬の間、車のドアが凍っちゃってドアが開かなくなるなんてこと、当たり前。 私は一応、東京・埼玉で育ったので、寒い冬に慣れていない。 日本から帰って来る飛行機の中で、スコットランドにもう10年住んでいるという日本人女性とお話したんだけど、スコットランドといえば、すっごい寒そう。 だけど、彼女は、日本と比べてそんなに変わらないって言ってた。 そんな彼女の出身は、諏訪の方。 長野か。それは、確かにスコットランドでもあんまり寒くないかもな。 私はね、北イタリアの冬ですら寒くて嫌だ。 夫のおばあちゃん(シチリア出身)が冬はいつも「寒い寒い」と言っているのと同じで、私もいつも寒い。 さて、暖炉だけど、うちにはノルウェー製の鋳物な暖炉が一つあるだけ。扉がある嵌め込み式暖炉ね。ノルウェー製と言うだけあって、強力。 買うに当たって、いろいろ廻って見たんだけど、イタリア製は、見かけ、美しい。が、業者さんの総合的な意見は、イタリア製は見かけは美しいけど、機能が落ちるということ。ノルウェーのものは、見かけは凄いシンプルだけど、さすがに土地柄、暖房機能を勉強し尽くしていて、強力。 うちの暖炉は1階の階段の横にあるんだけど、熱が上までしっかり上がる。ひとつで充分。 薪は、去年初めてこの家で、暖炉で冬を迎えるに当たって、30トン用意したんだけど足りなくて、後半は薪探し→でももう誰も良い薪を持ってなくて(業者も馬鹿じゃないから、真冬に薪を買いに来る人には、残り物のまだ青い薪を高価で売りつける)、各部屋の壁に付いているガスストーブで暖を取った。 ・・・去年はガス代、物凄く払ったっけ。 いや、夫が火見るの好きで、どんどん放り込んでいたせいもあるんだけど。暑くて半袖だったもん、夫。 そういう嫌な思い出があるので、今年は55トンの薪を準備。 55トンってどのくらいかというと、我が家の庭は小さくて、ワゴン車が2台やっと入る程度のものなんだけど、庭の半分に薪が山積みになっている。 その前に、チンクエチェントともう一台の車パンダをギュウギュウに入れて、何とか門が閉まる程度。 庭、いっぱいいっぱい。狭すぎる。 これから6ヶ月は薪のお世話になるんだな。一年の半分は冬だなんて・・・。ああ、寒いの嫌い。 火って良いものだよ。ゆらゆら燃える火を見ていると、リラックスするから。 数時間ごとに薪を放り込んだり、火の具合を確認するのは面倒くさいけど。 昔の人はこういう暖房の方法しか使ってなかったんだよね。 現代って色んな意味で、ホント、便利になって、人間、怠惰になったんだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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