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カテゴリ:実況の仕事
ミツオーです。電車すいてる。だからお正月って好き。
さて、わたくし昨日が今年の仕事始めでした。 川崎競馬、昨日の第7レースは個人協賛競走でした。 見ると、そのタイトルが、 「宇都宮競馬の塩山啓夫記念」 むう。素通りできん。 主催者に問い合わせたところ(大川から問い合わせあると予想してましたよ!と言われた。読まれているな)、塩山啓夫(よしお)さんは宇都宮競馬で長年、厩務員さんとして多くの馬を手がけた方で、今回の協賛はご家族によるものとのこと。 このようなチラシをいただきました。 お願いして、協賛者さまにお会いすることができました。 塩山さんご自身は、このチラシにも説明があるとおり、2005年3月の廃止まで50年以上の長きにわたり、厩務員さんとして宇都宮競馬をささえ、引退。 2017年に他界されたそうです。 このチラシは公に配布されたモノではなく、あくまでご親族用。 お会いして、わたくし実は宇都宮の廃止まであそこで実況しておりまして…という話をし、当該競走の実況を担当させていただきました。 そのレース、1番人気は森泰斗騎手。 逃げて直線入口までは先頭。 このまま勝ったら、「塩山さんは50年以上にわたり宇都宮競馬で厩務員として活動された方ですが、その宇都宮や足利で騎手として若き日を過ごし、今は全国的なトップジョッキーとなっている森騎手が…」とか言おうと思ったところで後退。ありゃりゃ。 直線では藤江渉騎手が伸びてきて、おお!こっちか! このまま勝ったら、「塩山さんは50年以上にわたり宇都宮競馬で厩務員として活動された方ですが、その宇都宮で…」とか言おうと思ったところで外から御神本騎手が差してきて、突き抜けました。藤江騎手、2着。ありゃりゃ。 まあいいや。 実況で「宇都宮競馬」という単語を口にできたのって、何年ぶりだろう?と思うと、レースを協賛してくださった塩山さんのご家族の皆さまに、感謝・感謝です。 今年は2019年。 宇都宮競馬廃止から、間もなく14年です。 思いがけず、北関東時代を思い起こすきっかけとなる出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月03日 08時37分20秒
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