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テーマ:車に関するお話(10103)
カテゴリ:くるま
昨日、ルマン24時間耐久レースが終わりました。
アウディがワンツーフィニッシュと強さを見せました。 前評判がよかったトヨタが残念なことに7号車がリタイヤ。 8号車がクラッシュ後復帰するも、3位と終わってしまいました。 注目すべきは、トップカテゴリー(LMP1)に復活したポルシェです。 ポルシェは、アウディと同じフォルクスワーゲングループの一企業です。 そんなこともあってかこんなCMが作られました。 ほんとにアウディはポルシェを”Welcome back”なのか? 小生はちょっと懐疑的に見ています。 カレラGTという車種がポルシェにありました。 実は、このクルマは、ポルシェがルマンに本気で勝ちに行こうと2000年のレギュレーションにあわせて開発したというのです。 しかし、ポルシェがルマンに勝ちに行くのを好ましくないと思っていたのが、当時のフォルクスワーゲングループ会長のフェルナンド・ピエフ氏です。 カレラGT その当時、フォルクスワーゲングループでは、アウディをスポーツプレミアムブランドとして育てるために、ルマン参戦計画を立てていたのですが、アウディが出て行って勝つにはグループ企業内のポルシェに出て行かれては困ると待ったをかけたわけです。(清水和夫氏談) その結果、カレラGTは、ルマンに出ることなく市販されました。 その後のアウディの活躍は、ピエフ氏の目論見どおり、2000年に初優勝をすると2014年までに通算13勝をする大活躍となったのです。市販車でもアウディR8を発売するなどスーパープレミアムスポーツカーの市場にも大きな躍進をしています。 今回のポルシェの出場はどのような意図があったかはわかりませんが、アウディが当初の目的であったスポーツプレミアアムブランドとしての地位を獲得した確信がポルシェをルマンに戻したというのは間違いないでしょう。 さて、ピエフ氏ですが、祖父はあの:フェルディナンド・ポルシェです。 叔父は、ポルシェ356を作った フェリー・ポルシェです。 天国にいる2人は、今年のルマンをどう思っているか聞いてみたいものです。 歴史的背景も知りながら、ルマンを観戦するのも楽しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.06.17 21:17:57
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