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テーマ:人間本来の食生活・穀菜食(44)
カテゴリ:健康・ダイエット
雑穀とは、イネ、麦類を除いた穀物の総称です。
具体的には、あわ、ひえ、そば、きび、豆類、もろこし、とうもろこしなどです。 あわ・ひえ イネよりも前から栽培されていた作物で、粗蛋白や類脂肪が多く含まれている野性的な穀物です。 そば 土質を選ばないで、手入れも簡単な作物。ビタミンB群や血管を浄化し抗酸化作用があるルチンを含んでいます。 黒大豆(黒豆) 豆類の中で最も多く蛋白質を含み、カルシウムやビタミンB群も多い。呼吸器に対する効用があり、美声を維持する効果があります。 小豆(あずき) バランスがとれた成分になっており、特にビタミンB1が多い。解毒・利尿作用があり、便秘解消に良い。 もろこし コウリヤンとも呼ばれ、古くから主食の一つとして重宝されました。 とうもろこし タマキビとも呼ばれ、安土桃山時代に日本に入り、栽培されるようになったのは明治時代の北海道。ビタミンAを多く含む。 これらの雑穀を玄米に混ぜて炊いたものが、玄米雑穀ご飯です。 「玄米だけのご飯」よりも相乗効果で食べやすく美味しく、より生命力があるご飯になります。 白米を食べているかたは、これらの雑穀を混ぜて炊き、食べることにより、穀物の生命力を少しでも、いただくことができます。 発芽玄米ですと、白米と混ぜて普通に炊くことができますので「脱白米」の一歩としてお勧めいたします。 これに雑穀を混ぜると更に効果があります。 私は、玄米に黒豆・小豆を入れて炊き、食べるときにはゴマをかけています。 このご飯を始めて食べた複数のかたは「赤飯のように美味しい」と驚いていました。 「美味しいから」主食として、私も食べています。 日本人は古来から「五穀豊穣を祈る」と願ってきましたが、この「五穀」とは、あらゆる穀物の総称と言えます。 「古事記」説 イネ、麦、あわ、大豆、小豆 「日本書紀」説 イネ、麦、あわ、ひえ、豆 中国でも諸説あり、これが日本にも紹介され「五穀」と言うようになったといわれています。 さて、ここでは「イネ」と書きました。 「イネ」は植物としての名称です。 他の植物(穀物)は、植物名と可食部分である種子の名称は同一です。 「イネ」だけが、その可食部分を「米」と呼んでいます。 この「米」を精米して「白米」にしてしまいますと、単なる「粕(カス)」です。 漢字を見ますと「米」を「白」くしたのが「粕」です。 白米は「米」ではなく、「粕」です。 生命力が全く無い「粕」です。 それだけ「米」は「主食」の条件を備えた、特別の穀物なのです。 まさに「米」は生命の源です。 米(玄米)は「主食」であり「穀物の王様」と言えるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.06 11:10:13
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