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カテゴリ:健康・生活
「前(さき)の副将軍、水戸光圀公」でござるぞ、皆のもの、頭が高い……
ご存知、テレビ番組「水戸黄門」での名(迷)台詞です。 江戸時代には「副将軍」は存在しません。 フィクションだから、必ずしも「歴史的事実に忠実でなくとも良い」とテレビ放送局側は思っているのでしょうか。 「テレビ」とは、この程度で「笑わせて、ナンボの世界」と高をくくるしかありません。 これ以外の番組(テレビドラマと言っていますが、ドラマに値しないので)でも、ストーリーが稚拙・杜撰で、見ている子供までもが、「甘いね」「出来すぎだね」「偶然が多過ぎる」と吐露するものが多いようです。 特に「甘いね」には「ドキリ」とさせられます。 脚本、そして出演者の演技がお粗末であり、それでもギャラを貰えるーーこれを「甘い」と批判しています。 あくせく働いて「時給700円」など馬鹿らしくなるのは当然です。 「テレビで馬鹿をやってれば」稼げるのですから。 今年、やっと11勝を上げ、来年は何勝するか分からない読売の工藤投手が、来年も2億9千万円で契約していますが、これも「大甘」です。 私の勝手な査定では「投手の場合、15勝で年俸1億円」です。 「子供たちに夢を与える」などと言っている場合ではなく、日本人の勤勉性を愚弄するだけです。 子供の批評力が、私の時代では考えられない位、鋭いのには驚きます。 テレビに代表される「映像の恐さ」がここにあります。 普通の子供たちには、この子供のような批評力はないと思います。 「映像」は「活字」よりも強く確かに、子供たちに浸入し、「現実」と錯覚させます。 多くの子供たちにとっては「映像」だけが、「交流の手段」になっています。 子供たちは映像で、何度も繰り返して、反復して浸入され、衝撃・攻撃を受けます。 その結果「映像を見ないと何も理解できない従順な動物」になってしまいます。 近所の子供たちと遊ぶこともなく、向こう三軒両隣の大人との対話もありません。 家庭内や学校内で、確かな交流を得られない多くの子供たちにとっての現実が、「映像」という「仮想空間」でしかないという悲劇がここにあります。 最近、小学生を誘拐し殺害する事件が連続して起きています。 被害者も加害者も、同じように「映像の暴力」を受けている被害者ではないだろうかと心配しています。 子供たちだけではなく、私たちは病気に対する免疫力(自然治癒力)は著しく低下していますが、これとともに他人との接触に対する「免疫力」も減退しているのではないでしょうか。 「他人を見たら泥棒と思え」のような夜警管理国家になっては、いけません。 自然に順応な生活習慣が求められています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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