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2009.07.13
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カテゴリ:経済

日本にもあった長寿郷 2009年07月13日
人間は、本来、草食動物ですから、何を食べても良いという訳ではありません。

肉・卵・牛乳などの動物たん白質は、腸内で腐敗し、これらの毒素が血液に入り込み、血液を
汚し、炎症となり、がんを初めとする生活習慣病になります。

1977年、アメリカ合衆国(USA)・上院「栄養特別委員会」が書き上げた「マクババン・レポート」は、この事実を科学的に証明したものではありました。

同レポートは、USA国民に「穀菜食に復帰するよう」提言しています。

「穀菜食」は、同じ風土である国内で作られた食べ物を、四季折々の旬のものを、なるべく自然に近い形で、良く噛んで少量を食べることによって初めて、私たちの心身を健康にしていきます。

戦前まで多くの日本人は、物質的には「貧困」で「粗食」ではありましたが、この「穀菜食の原則」を守り、重労働に耐え、健康な心身を保ち続け、「豊かな生活」を享受しておりました。

それが戦後になって、
物質的に豊かになり、美食・飽食となり、
その一方、体を動かすことが少なくなり、重労働はしなくなり、
結果、必要な栄養が摂れなくなって「栄養失調」となり、
氣が病み、
自然治癒力が低下し、
健康を乱し、
生活習慣病に罹病する人たちが急増してしまいました。

この大きな「人体実験を受けさせられた転機」を医師として、第一線で診療を行いながら、冷静な目で調査・研究して「健康と長寿の秘けつは穀菜食を中心とした日本の伝統食にある」と論文をまとめたのが古守豊甫先生です。

同先生は、これらの業績により、昭和51年、日本医師会から、医師として最高の栄誉である「最高優功賞」を授賞しました。

さて、古守先生は、昭和13年に小学校の代用教員として「ゆずりはら村(山梨県)」に赴任しました。

古守豊甫著「健康と長寿への道しるべ」昭和63年刊から下記に引用します。

「ゆずりはらは、麦を中心とした雑穀、芋類、豆類、山菜による全く自給自足の食生活である。
それに保存食としてコンブ、ヒジキ、ワカメ、ノリの海草、更には魚の干物などで、これもハレの日以外にはまったに村人の口には入らなかった。
動物性蛋白、脂肪はきわめて少く、これを補うものとして味噌がある。

老人たちは好んで味噌と味噌煮をたべる。
もしゆずりはらから味噌を奪ったら村人の健康はあり得ないだろう。

蛋白質は一人一日体重プロキロ0.5g前後と私はみている。
これが村人の身体が低い大きな原因で、同時にそれがゆずりはらの長寿の大きな条件である」

                            引用終了          

このゆずりはら村は、長寿率(総人口に占める70歳以上の人口)が8.1%で、当時、全国平均は2.2%でしたから「長寿村」として折り紙をつけられていました。

古守先生は
「ゆずりはらは動物蛋白がなくとも長生きできる一つのサンプルだ」と述べています。
ゆずりはらの人たちの身長は150cm以下と低いのですが、体力は頑強で重労働に耐え、女性は多産で母乳も豊かで、明るく元気溌剌な健康体でした。

このゆずりはら村に、大きな変化が訪れました。
つまり、昭和29年のバスの開通とともに、都市化が進み、出稼ぎが多くなりました。
それとともに、食生活も穀菜食から白米食になり、肉、卵、牛乳、加工食品、菓子、清涼飲料を摂取するようになりました。

その結果、老人たちは元気で働いているのに、45歳から65歳までの中年層の人たちが生活習慣病で死んでいくようになり、
老父母が息子・娘の葬式をする「逆さ仏」となりました。

まさに、これこそ、日本が明治以降辿ってきた「人体実験」の縮図でもあります。

もし、日本に「医師」なる者がいて、日本人の生命・健康を守るのを「生業」としているならば、
そして、日本で唯一、医療を担う「資格」があるのであれば、

医師として最高の栄誉である「最高優功賞」を授賞した古守豊甫先生の論文だけを、精読し咀嚼するだけで良いのです。

真の「医療」とは、「医療を必要としない人間」になるための手助け(処方箋を書く)をすることです。

以下の記述は「長寿村・短命化の教訓」古守豊甫・鷹のはしテル共著 からの要約引用です。

古守先生は、腸内細菌の研究の権威者である光岡知足博士に「ゆずり原村の長寿者の腸内細菌」調査を依頼いたしました。
調査のため、光岡博士が古守先生の案内で、ゆずり原村を訪れたのは、昭和54年12月でした。

昭和55年3月、東京・パレスホテルでイギリスのバーキット博士を中心に「食物繊維のシンポジウム」が開催されました。

同博士は「食物繊維の疾病におよぼす影響」と題して講演を行いました。
その主旨は「文明が進めば進むほど食物繊維が失われ、大腸がんをはじめとする多くの成人病が激増するので、日本人は30年前の食生活に戻れ」でした。

この時、光岡博士は「腸内細菌と食物繊維」と題して講演。

その結論は「ゆずりはら村の長寿者の腸内細菌叢は、非常に若々しい。
つまりビフィズス菌(善玉)が優勢で、ウェルシュ菌(悪玉)が劣勢である」でした。

ウェルシュ菌は人体にとって有害で、ライオンやトラなどの肉食動物の腸内に多く住みついている菌である。
野菜が少なく大量の肉食をした場合などに、腸内に大量に繁殖し、蛋白質を分解して、インドール、スカトール、アミン、アンモニアなどの発ガン物質を発生させる。
これが吸収されて肺ガンをはじめ、大腸ガンその他、人体各所のガンの原因とされている。

つまり人間の腸内は、恰も発ガン物質の製造工場の観がある。

これに反してビフィズス菌は、乳酸菌の一種で、含水炭素を分解して乳酸をつくり、アンモニアなどの吸収を阻止し、同時にウェルシュ菌の繁殖を抑えてくれる、人体にとって必要不可欠の菌である。

若いうちはビフィズス菌優勢、ウェルシュ菌劣勢であるが、老人になるとこれが逆転する。
そこで人類が健康と長寿を保つためには、どうしてもビフィズス菌優勢、ウェルシュ菌劣勢という状態を保持することが先決問題となってくる。

そのためには、食物繊維が豊富な、ゆずりはら村の長寿者たちの食生活が必要となってくる。

これを東洋医学では「身土不二」の食生活という。

つまり「風土→食物繊維→腸内細菌→健康→長寿」という自然のサイクルに即した生活に、われわれは再度戻るべきであることを光岡博士の研究成果は、これを科学的に実証されたわけである。

                                  引用終了

さて、一般の日本人は、古守豊甫先生の論文「健康と長寿の秘けつは穀菜食を中心とした日本の伝統食にある」を読むことは難しいことです。

しかし、実例に基づいて記述された、古守豊甫著「健康と長寿への道しるべ」は購入することができます。
これ一冊を精読するだけで、国家資格の「医師」ではなく、自分の生命を守る「医者」になることができます。

更に、「長寿村・短命化の教訓」で肉付けを行い、
光岡知足博士著「腸内細菌の話」(岩波新書)の裏づけあれば「完璧」に近くなります。

あらゆる生命は、国家資格の「医師」ではありませんが、「医者」であります。
犬、猫は「具合が悪くなる」と断食に入り、病気を克服します。
これこそ「医者」ではあります。
「医者」でなければ「生命」ではありません。

蛇足

日本が長寿大国であるという「幻想」に、いつまでも酔い痴れていてはいけません。
日本人の「平均寿命」は、「バスが開通する前」の「老父母」の実績であり、
現在の日本人には「無縁」のものではあります。

「統計」というトリックに騙されていてもいけません。








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Last updated  2009.07.13 06:17:20
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