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カテゴリ:経済
私の大切な「マイミクシィ」である「ゆか花」様から、下記のように、素晴らしいプレゼントをいただきました。
未来世紀放送局【HOPE】のインターネットTVにゲストとして出演させていただきます。 私に与えられたテーマは「食糧自給率と環境」(仮題)です。 宜しかったら、次のような要領にてご笑覧いただければ幸甚と存じ上げます。 日時:平成21年7月17日(金)午後8時~9時まで。 午後8時少し前に次のURLにアクセスしていただきます。 http://www.stickam.jp/profile/hope4u そこで、中央の「私」の写真、 あるいは8時過ぎのかたは「ライブを見る」を2回クリックしてください。 私は、和服で出演させていただく予定でおります。 ☆ 初めてのテレビ出演を記念いたしまして、私の「ミクシィ」デビュー記事を再掲させていただきます。 約3年前の2006年9月20日の記事です。 尚、「ミクシィ」では、私は「編集長」の名で登録させていただいております。 ☆ 「食糧自給」こそ、最大の「安全保障」 ☆ オーストラリア:230% フランス:130% カナダ:120% アメリカ:119% ドイツ:91% スペイン:90% スウェーデン :87% イギリス:74% イタリア:71% 日本 :40% これは、世界各国の食糧自給率(平成14年:2002年)です。 特筆すべきは、フランスの動向です。昭和36年(1961年)の自給率は99%でしたが、年々自給率を高めて130%にまで達しています。 イギリスも昭和36年は42%でしたが、74%まで改善しています。 日本は昭和36年の自給率は「78%」でしたが、平成10年からは「40%」に激減しています。 わずか40年間で、戦争・内乱や大災害がないのに、一国の食糧情勢がこのように激変し、一国の農業の瓦解を招いたことは古今東西ありません。 自動車やパソコン、住居などは無いと不自由かもしれませんが、生きていくことはできます。 しかし、食糧が無いと、生きることもできません。 餓死するしかありません。 フランスやイギリスは、一見、工業国のようですが、確かな「農業国」であり、先述のように、必死に努力して「食糧自給率」を高めています。 アメリカも昭和36年以降、120%前後をキープしています。 ですから、独立国として、最低限、実行しなければならない基本的政策は「食糧自給」です。 「食糧自給」ができなければ、外国に依存することになり、外国に「命」を預けることになります。 ドイツの格言に「わが食卓に、外国の食糧を乗せてはいけない」とあります。 まさに至言です。 1.私たちの心身は、その生まれた「風土」の産物ですから、食糧も、同じ風土の産物をいただくのが「自然」です。 1.独立国として最大の安全保障は「食糧自給」です。 ☆ 「日本農業」崩壊の真相 ☆ 日本の農業がこのように短期間で崩壊してしまい、外国からの食糧に依存するようになってしまったのは悲劇そのものですが、これは自然の成り行きではなく、人為的な圧力の結果です。 日本は敗戦後、条件付きの「降伏」をし、連合国(実質、アメリカ)に占領されました。 「降伏」「占領」は「征服」とは違います。 ドイツは「降伏」が認められないまま「講和条約」もなく、「征服」されました。 アメリカは、占領後、その最高司令官・マッカーサーに「日本を征服した」ごとき政策を命令しています。 その重要な一環として、マッカーサーと天皇裕仁との会談が十数回、設定されました。 最初の会談で、裕仁は次のように述べたと言われています。 「私はどうなってもいい、国民が助かるのであれば。それから、国民の餓死を救うために、アメリカからの食糧援助をお願いしたい。皇室の財産をその費用に当ててください」 これは裕仁の「自由な発言」ではありません。 天皇裕仁に「表現の自由」はありません。 占領軍と日本側の綿密な打ち合わせにより、出来上がった「脚本」を読み上げたに過ぎません。 しかし、占領軍アメリカにとっては、これこそ「錦の御旗」で、日本の元首・裕仁が「食糧援助」を申し出たのですから、喜び勇んで「アメリカの余剰農産物」を日本に輸出しました。 その後、日本の農業政策は、「農政」ではなく「ノー政」になっていったのは必然でした。 国民の血税は、農業土木業者に届けられることが多く、一般の農家に支給されるのは「すずめの涙」ほどでした。 さて重要なのは、日本の食料自給率が「40%」ということは、外国に「60%」を依存していることになります。 昭和36年の「外国依存度」は「22%」でしたから、約3倍になっています。 がんの死亡者は昭和35年は、93,773名でしたが、平成11年には290,556名と約3倍になっています。 現在、日本人の心身を形成しているのは、自国の食糧が40%、アメリカの食糧が25%、その他の外国からの食糧が35%ですから、もはや、「真の日本人はいない」となり、がんを始めとする生活習慣病に苦しむのは当然ではあります。 ☆ 穀物の外国依存度は82% ☆ 更に厳しいのが「穀物自給率」です。 穀物は人間(特に日本人)の主食ですから、食糧の中でも最も重要な物となります。 昭和35年、日本の穀物自給率は82%(外国依存度18%)でしたが、その後、ドンドン減少し、平成3年には29%になり、平成16年は28%(外国依存度82%)になっています。 外国依存度が4倍に増えてしまいました。 この数字は、173の国・地域中124番目で、OECD加盟30か国中、27番目の低さです。 (各国の穀物自給率は、下記を参照下さい) オーストラリア:198% フランス:186% ハンガリー:140% フィンランド:127% スウェーデン:120% カナダ:120% アメリカ合衆国:119% ドイツ 111% イギリス:109% この穀物自給率には、牛、豚、鶏用の「飼料用穀物」が含まれています。 すなわち、昭和35年頃は、食肉や鶏卵の消費量も少なく、その飼料も国産で賄うことができました。 しかし、これらの消費が増加し、効率を追求する畜産家は、外国産の穀物飼料を求めるようになりました。 更にパン食が急上昇して、小麦・大麦の需要が増え、これらを外国から大量に輸入するようになりました。 穀物の王様である米は、昭和35年では102%を自給していましたが、平成16年には95%に落ち込んでいます。 ここで日本国民の一人・一日当たりの供給熱量を昭和35年を「100」として平成11年を比較してみますと次のようになります。 肉:610 鶏卵:260 牛乳・乳製品:450 油脂:360 これらの合計:400 つまり4倍です。 これら動物性たん白の供給熱量の増加に比例するように、穀物外国依存度が増加しています。 穀物だけではなく、肉の消費の増加に伴い、昭和35年は、肉を93%自給していましたが、平成16年の自給率は55%に落ち込んでいます。 牛乳・乳製品も89%から67%に、 油脂は42%から13%に、 鶏卵も101%から95%に減少しています。 このように、食糧全体の外国依存度が増加してしまいました。 ☆ 「動物食」は「病因食」 ☆ ここで再確認します。 人間は、牛と同じように草食動物です。 ですから、牛は牧草だけで、あの大きな体躯を作り上げます。 人間も原則として植物である穀物だけで、健全な心身を作り上げています。 植物、つまり牧草や穀物は、単純なる「炭水化物」ではなく、正確に表現しますと「複合炭水化物」です。 すなわち、これらには、 炭水化物 粗たん白 類脂肪 各種ビタミン 各種ミネラル が含有されいます。 そして粗たん白が腸内で、たん白に変換され、類脂肪が腸内で、脂肪に変換されます。 これで、すべての栄養素が揃います。 「植物」こそ「完全栄養食」です。 「動物食」は必要ありません。 と言うよりも、人間本来の生理に適合しない「病因食」です。 この事実は、1977年、アメリカ合衆国上院栄養特別委員会がまとめた「マクガバン・レポート(米国の食事改善目標)」で科学的・医学的・栄養学的にも証明されています。 ☆ 「国民皆農」で「普通の国」に ☆ 日本の食糧自給率を110%にするのが、独立を維持するために必要です。 100%を超える10%は、天候不順による不作や天災・人災に備えるために「備蓄」とします。 これを実現するためには、次の政策を断行しなければなりません。 1.病因食である肉・卵・牛乳および乳製品の摂取を止める必要があります。 そうしますと当然「酪農」は必要ありません。 1.麦を真っ白に精白した「小麦粉」から作られた「白パン」も止めます。 1.米を真っ白に精米した「白米」も「玄米」に切り替えます。 玄米にしますと、少ない量で、体内で必要なエネルギーを確保することができます。 1.農家に税金を直接、充分に行き渡る「農政」を行い、米を柱とした穀物や豆類の栽培を促進していきます。 1.「国民皆農」を推進し、週末だけでも、国民が郊外の土地で「家族が食べる野菜」を栽培するようにします。 これにより、日本人の心身の健康が約束され「真の長寿国」になることができます。 外国の日本に対する評価も「180度」好転すること間違いありません。 これが「普通の国になること」です。 「普通の国」になって初めて「外交」が成立します。 まずは、食糧自給で独立を! 食は命なり。 付記 これを機に、この記事を読み返してみました。 推敲をしてみたいところもありますが、「私の初心」ですので、そのまま掲載させていただきます。 感謝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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