鳩山由紀夫首相の所信表明演説をテレビで拝聴しました。 国の基本である「食糧自給」については一言の言及もありません。やはり、彼は政治家ではありません。「政権交代」がなされたのであれば、食糧自給に触れて、更には期限を切って「食糧を百％自給する」と表明しなければなりません。 そのためには、国民の意識・価値観を変え、産業構造を変革し、貿易構造も変えて、アメリカ合衆国（ＵＳＡ）との「同盟関係」も再構築しなければなりません。これに手を触れないのであれば自民党と何ら変わるところは有りません。 従来の官僚主権政治を引き継いだだけです。 その具体例は次です。 「子育てや介護のために仕事をあきらめることのない国」中略「そのために、財源をきちんと確保しながら、子供手当ての創設、...」と鳩山首相は言います。 私は「子育てや介護のために、仕事をあきらめる国民や国を」目指したいと強く主張します。 「子育て」に勝る「仕事」は他に有りません。「子育て」こそ、国民教育の基盤であり、これからの国家の礎となるものです。 これを放棄して、お金稼ぎになる「換金できる仕事」を選択させることは「資本の論理」であり、拝金主義・物質優先主義であり、自然と共生している「生命の論理」や「家族の論理」ではありません。 戦後、国の基盤である「農」を破壊して「工業立国」「貿易立国」に邁進してきた自民党と同じレベルに過ぎません。 これらのことを許してきた私たち国民も同罪でしょう。その国民に相応しい国会議員しか選ぶことが出来ません。ですから、私たちが率先して変わるしかありません。 例えば、バナナ・パイナップル・カカオ・コーヒー豆は、日本では栽培されません。日本人に必要が無いものですから、日本の風土では栽培されないのです。これが「身土不二」の原則です。 日本の風土で栽培されたるものが、食べ物となって日本人の生命を守ります。この風土と違った「海外で栽培されたもの」は異物・毒物です。この異物・毒物を「自由貿易」という大義名分の下、暴利を貪りつつ、弱小国を事実上占領するのも「新たな戦争」です。 バナナ・パイナップル・カカオ・コーヒー豆などの多くは「プランテーション」栽培です。外国資本（占領側）がその国民の生命の糧である「畑」を買収して、換金作物であるバナナ・パイナップル・カカオ・コーヒー豆を大量生産します。それを輸出して、輸入国から荒稼ぎをしたうえで、その国と国民とを疲弊させております。 一方、最後の砦であった「畑」を取り上げられた国民は、餓死を待つわけにはいきません。お金を出して食糧を求めなければならなくなり、「金稼ぎのため」子供を売らざるを得なくなることもあります。 その子供相手に「買春」する日本の輩も存在します。バナナ・パイナップル・カカオ・コーヒー（豆）を頻繁に飲食する日本の輩も存在します。ですから「換金できる仕事」を優先させる首相が真顔で演説をします。 私たちが変わりましょう。 バナナ・パイナップルを食べることを控え、カカオを主材料とするチョコレートも控え、コーヒーも控えましょう。これは自分の生命を守ることでもあります。 そうなって始めて、日本の国益を優先する、日本国民の健康と安全とを守っていただける国会議員を選ぶことができます。 付記 下敷きになりましたのが「闇の子供たち」と、その裏付け取材（？）をされました高木善之氏の話です。 | 
